【報告】第2回オンラインセミナー
「自治体の地域づくりのSDGs+ESD実践」(5月22日)


◆ファシリテーター:ESD-J理事 小金澤 孝昭、ゲスト講師は以下の3名でした。
◆参加者:28名(関係者除く)

1.大崎市産業経済部世界農業遺産推進課・高橋直樹課長
「世界農業遺産を活用した持続可能な地域農業による地域づくり」

大崎市の世界農業遺産を核とした市民教育、地域の持続性を促すための様々な活動の実践を紹介していただきました。農業が育む暮らし・文化・生物多様性を「活用から考える保全」として捉え、『守るために活かす』アクションを起こすことに重点を置く点が特徴です。行政、教育機関、農家、市民、そして企業等、多様なステイクホルダーが連携し、地元の資源を守る価値があることを学び、その地域資源を活かした魅力の発信=共有を対外的に行うことで、外部の方たちにもその魅力を共感してもらい、資源・環境の保全・持続的な活用への参画を促しています。

大崎市 発表資料

参加者からの意見・感想

大変良かった16名、 良かった5名

  • GIAHSの動的保全とSDGs実践についての関係性・親和性が良く分かる内容でした。
  • 副読本の出来が素晴らしいです。
  • 実践内容の質が高く、また、説明も分かり易かったです。
  • 市役所のリーダーシップ & 民間・企業の積極的な取り組みが素晴らしい。
  • 取り組みを企業や学校と連携して拡大していく様子がうかがえました。
  • 全てに抜かりなく、幅広く、世界遺産にふさわしい。
  • 地域の資源・環境を守るための取り組み例や、教育現場との協働についての話が参考になりました。
  • 説明がとても心にささりました。関係者、活動範囲を広げていっている取り組みはとても素晴らしく、参考になりました。
  • 企業、学校への取り組み事例がとても勉強になりました。

※詳細は発表資料・大崎地域世界農業遺産推進協議会のウェブサイトをご参照ください。

2.仙台市環境共生課:齋藤雅晃さん、FEEL Sendai委員:柳沼眞理さん
「杜の都の市民環境教育・学習推進会議のSDGs+ESDの取り組み」

齋藤さんからは、FEEL Sendaiが実践している様々な環境教育・学習について環境フォーラムせんだい、環境社会実験、せんだい環境ユースカレッジ、そして特に「杜々かんきょうレスキュー隊」と呼ばれる環境に配慮した行動をとれる人材育成の活動についてご説明いただきました。杜々かんきょうレスキュー隊は、平成15年に開始した仙台市内の特色ある地域や自然環境をフィールドにした環境学習プログラムをNPOが作成し、教育機関において実践する取り組みです。

柳沼さんからは、杜々かんきょうレスキュー隊のプログラムとして、幼稚園、小学校、大学生を対象に行った具体的な活動事例と、活動を通じて伝えたい想いをお話いただきました。例えば、小学校で実践したへちまの緑のカーテンの授業、幼児向けのねんど団子の取り組み、大学生の環境学習におけるエピソードなどです。

行政とNPOが強い信頼関係に基づき連携し、教育機関が使いやすい制度、教育プログラムの提供を継続的に実践しており、長年にわたり様々な年齢の子どもたちの育成に関わることで地域における学びの広がり、深まりが生まれていることが伺えました。

 仙台市 発表資料

 FEEL-Sendai 発表資料

参加者からの意見・感想

大変良かった12名、 良かった7名、 普通2名

  • 子供、学生に水の大切さを考えさせて実習させているところが素晴らしいと思いました。
  • 事務局担当者とNPO代表が、それぞれの立場から実践について報告してくれたことで、事業の全体像が臨場的に理解できました。
  • 行政とNPO等の取り組みを具体的に聞くことができました。
  • NPOと行政(仙台市)の取り組みが持続していることが素晴らしいと思います。
  • 活動事例を通して気が付いたことなどの紹介もあり、何よりも地域に対する情熱が伝わりました。
  • SDGsとどうかかわるかの質問に、身近なところ、小さなことの積み重ねと回答したことが納得でした。
  • 幼少期から身近な環境問題に気付き、考え、行動できるようになるための取り組み事例が分かりやすく、勉強になりました。
  • 杜の都の環境教育大変勉強になりましたが、もうちょっと深く詳しく説明いただけますと幸いです。具体的に誰を対象に、いつ誰が実施したか。どんな方法で、何の効果があるのか(実施した後と前何が変わりましたか。)。

※詳細は発表資料・Feel仙台のウェブサイトをご参照ください。

意見交換のパートへの感想

大変良かった5名、 良かった10名、 普通5名、 あまり良くなかった1名

 理由:

  • もう少し活発に意見交換ができると良いと思いました。
  • 学生さんの質問は現実的で、良いと思いました。
  • 様々な地域の取組みや現状をお聞きすることができ、刺激になりました。
  • それぞれ地域にマッチした意見交換だったと認識しています。
  • 色々な人の意見が聞けたので参考になりました。
  • 時間が限られたため、議論が短かったです。少人数での意見交換があったほうが、自分ごとに関連付けて参加できると思います。
その他のご意見、感想
  • ブレイクアウトルームの活用をしてはどうでしょうか。
  • 他地域での取り組みを現地の人から聞けるのはとても参考になると思いました。
  • 次回以降も、是非今回の様な事例紹介に時間をとって下さい。
  • 報告の中に課題になるようなことがあれば、意見交換は弾むのではと考えました。
  • 時間切れで不完全燃焼に終わった質疑応答は、本人だけでなく、参加者にもわかるようにしていただくと嬉しいです。
  • 毎日の暮らしの中で出来ること、見直しが必要なこと、小さな積み重ねが大切なことを意識し、それを周囲にもつなげていきたいと考えます。
  • 発信型の学びの取り組みを取り扱ってほしいです。今回においても、学び側のうち、大学生であれは、何か発信するものがあったのではと思いました。