スナドリネコを知っていますか?

水場に現れたスナドリネコ
漫画「ぼのぼの」に出てくる「スナドリネコさん」で知っている人が いるかも知れませんね。
アジアに生息するベンガルヤマネコの仲間です。
スナドリとは、漢字で「漁る」(すなどる)と書きます。
英語では、Fishing Catと言います。
その名のとおり、水場で魚をとって食べます。
ところが、アジアの急速な経済成長の影で、湿地、氾濫原(はんらんげん)、マングローブといった棲みかが、農地や宅地へと急速に開発されてしまって、絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)となっています。
みんなで守る方法を考えます!

スナドリネコのふん
前半は、スナドリネコの事を知って頂くために、紙芝居を使ってお話をします。
そもそもスナドリネコは、まだもよく生態の分かっていない謎の動物です。目撃することはめったにありません。「それは秘密」なのです。
ほとんど姿を見せない動物を研究する方法は、落ちている「 糞(ふん)」を採取して調べることです。
スナドリネコの研究をしているスズキ・アイさんにご協力頂き、特別に「ふんの中身」や「毛」の本物が観察することができます。
後半のワークショップでは、スナドリネコの生息するアジアの森と隣接する村を想定して、みなさんに村民になっていただき、対立解決教育(Conflict Resolution Education)の手法を使ってロールプレイングゲームをします。利害の対立、意見の対立を解決して、絶滅の危機にあるスナドリネコを守る方法をみんなで考えます。
■ スズキ・アイさん 「うんちで遊ぼうよ~♪」
WilCoLa 代表(Wildlife Conservation in Asian Landscape(WilCoLa))
スナドリネコがどんな環境を利用し、何を食べているのかなど、保全する上で必要な情報と、スナドリネコが生息するのに必要な環境を維持しながら、人とどのように共生にしていけるのかについて研究中です。そして、研究で終るのではなく、実践へつなげようと、志を共にする人たちと昨年 WilCoLa を立ち上げました。
■ 後藤尚味さん 「紙芝居するよ~♪」
こうほく・人と生きもの・支えあう会会員、ラムサール・ネットワーク事務局長
1990 年代より横浜港北区で TNR・地域猫活動を開始。ノラ猫の捕獲や、普及啓発のためのニュースレターを発行している。猫だけでなく、動物全般が大好き。いがらしみきお「ぼのぼの」のファン。
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