「ESDのこれからについて多様な人と話し合う場をつくろう」
そんな想いで企画が始まったESD-J主催「ESD CAFE TOKYO」は、10月3日阿部治さんをゲストに第1回目が開催されました。
ESDを全く知らなかった方も含め、平日の夕方という時間ながらも13名の方が参加して下さいました。
■ESD CAFE概要
開催日:2017年10月3日(火)
時間:18:30~21:00
参加者:13名
主催:ESD-J
■プログラム
1. ゲストトーク
ESD-J代表理事 阿部治氏「ESDのこれまでとこれから」
2. ワークショップ
①グループに分かれて阿部さんへの質問をまとめ、発表
②ESDを広げるために「どうやって場をつくるのか」「どうやって広げていくのか」「どんな情報があればいいか」
グループで意見をまとめて発表
3. 参加者の想いを共有
イベント開催レポート後編は、ESDを広げるために「どんな場をつくるのか」「どんな情報があればもっと広げやすいか」というテーマで行ったワークショップの様子と、参加者の皆さんの想いを共有します。
ワークショップ(各グループの意見を抜粋)
・自分の想いを伝える一辺倒ではなく、相手の話・想いを聞く。相手を肯定することで自分も肯定される。知っている世界の中でばかり話すのではなくアウェイのところに行く。そして大切なのは、それをし続けること!
・他人とどう面白がるかが大事。面白がっているところに人は集まると思うので、ESDも面白がろう!
・ESDを進めている人や組織、活動が見えるプラットフォームが整備されていないので、ESD-Jにその整備を期待している。そのサイトを訪れることで、多様な分野の人が直接繋がることができるようになるとよい。
・ESDのアルファベット3文字は分かりにくい。最近よく聞くカタカナ言葉で分かった気になるのではなく、私たちは日本人なので日本語で分かりやすく語れるようになりたい。
・ESDをどうやって知ったかグループで話し合ったときに、自分で能動的に調べたり、知人から聞くことでしかESDというワードに辿り着けないことが分かった。
私たちはWEBサイト・SNSで「ちょっとした悩み」を検索することで、共感や安心を得ている。そのような悩みを検索したときに、共感が得られるようなESDの事例を紹介したサイトで人と繋がれるようになりたい。
阿部さん、参加者の皆さんの想い
今回のイベントで改めて「多様な人が学び合える場をつくり、それを続けていく」ことの大切さを感じました。
そこでは、相手の言葉に耳を傾け肯定し、互いの悩みや想いを共有することで、ひいては自身をアップデートすることに繋がります。
みなさんの身近に、そのような「場」はありますか?
普段と違う場所、コミュニティーへ飛び込むことはハードルが高いと感じている人もいるかもしれませんが、まずは惹かれる場所や人との出会いをきっかけに気軽に参加してみてはどうでしょうか?
そこには、新たな学びや素敵な出会いが待っていると思います。
ESD-Jでは今後もこのような多様な世代、価値観の人たちが意見を出し合い、学び合うことができる場としてESD CAFE TOKYOを開催する予定です。
WEBサイトやFacebookページ、メールで情報発信していきますのでお気軽に参加頂けたらと思います。
(ESD-J 事務局)