[ESD-Jメルマガ]  Vol.059 (2022年10月第1週号)

[ESD-Jメルマガ]  Vol.059 (2022年10月第1週号)
発行元:持続可能な開発のための教育推進会議(ESD-J)
発行日:原則毎週(木) / 配信先 190件
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ESD-J会員の皆様
いつもお世話になっております。さて、今週のメルマガ配信です。
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<目次>
【1】 【10/20開催】 2022年度 オンラインセミナーシリーズ「税とサステナビリティ」第2回 「公益法人の税務の基本と課題」
【2】 助成金・アワードのお知らせ
【3】 イベント・研修のお知らせ
【4】 その他
【5】 【編集後記】事務局より
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【1】2022年度 オンラインセミナーシリーズ「税とサステナビリティ」
~お金と持続可能な社会の関係を考える~第2回 「公益法人の税務の基本と課題」
公益法人が活動するにあたり、できるだけ避けたいけれど避けて通れないのが税金です。法人税、地方法人税、消費税、源泉所得税等々、公益法人の周辺には様々な税金がうごめいています。本セミナーでは、株式会社と公益法人の税務上の相違点、法人税課税のカギを握る「収益事業」「非収益事業」の具体例、消費税に新たに導入されるインボイス制度、公益法人が寄付金を受け取った場合の税務など、公益法人の税務に関する基本的な考え方や注意点、最近の改正項目などをできるだけ分かりやすくご説明させていただきます。
1. 日時:10月20日(木)18:00-19:30 
2. 講師:神田 博則税理士
3. ファシリテーター:浅見 哲税理士(税理士法人 魁 代表・ESD-J監事)
4. お申し込み:https://forms.gle/dggAR3nuCphmh7pD7
5. 詳細:https://www.esd-j.org/news/12231

助成金・アワードのお知らせ
<助成金>
(1)2023年度エフピコ環境基金
海洋プラスチックごみ問題及び気候変動をはじめとする環境問題は、様々な要因が複雑に絡み合い、大きな問題となっています。エフピコでは1990年に6店舗のスーパーマーケットの店頭に使用済み食品トレー回収ボックスを設置して、「トレーtoトレー」のリサイクルをスタートさせ、拠点は9,800ヶ所を超える(2020年12月)までになりました。近年の地球規模の環境問題に対してさまざまな角度から活動をされている団体を助成すべく、2020年3月にエフピコ環境基金を創設致しました。 環境問題をテーマとする活動への当基金による助成を通じて、持続可能な社会の構築を地域の皆様とともに進めて参りたいと考えております。
1. 助成対象期間:2023年4月1日~2024年3月31日 ※1年を超える助成申請も可能(最長3年)
2. 申請期間2022年10月1日~2022年12月19日助成金額1案件あたり上限200万円/年
3. 詳細:https://www.fpco.jp/esg/environmenteffort/environmentalfund/environmentalfund_recruitment.html

(2)2023年度 地球環境基金
地球環境基金助成金は、民間団体が行う環境保全活動を資金面などで支援するもので、あらかじ め団体で設定した目標に沿って活動を計画・実施し、成果をあげていただくことで、地球環境保全 に貢献することを目指す成果主義型の助成金です。各地で説明会も実施されます。2022 年度からの主な変更点もある用です。申請予定の方は是非、チェックしてみてください。
1. 申請受付:2022年11月10日(木)正午~12月1日(木)13:00
2. 詳細:https://www.erca.go.jp/jfge/subsidy/application/index.html
3. 説明会:https://www.erca.go.jp/jfge/subsidy/application/schedule/index.html

【3】イベント・研修のお知らせ
<イベント・研修>
(1) Future Dialogue 第6回〈これってホントに脱炭素?!〉身近にあふれるグリーンウォッシュを徹底検証 
エネルギーシフトの専門家が答えます
日本政府は2020年に「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、そのための具体的な達成手段として2021年10月に第6次エネルギー基本計画を策定しました。しかし実際には「脱炭素社会実現」や「ゼロエミッション」など聞こえの良い言葉を並べた“グリーンウォッシュ”政策らしきものが散見されます。そんな政府や行政の脱炭素ポーズには疑問や不信感を、また大手企業の「エコ」や「SDGs」を売りにした誇大で見せかけだけの広告には違和感を抱く人もいるので
はないでしょうか。本イベントは、巷に広がるそれら身近なグリーンウォッシュを参加者とともに検証・確認しながら、グリーンウォッシュに騙されず、本当の意味で“サステナブルなエネルギーシフトの道”を私たち自身で切り開いていく目を養う機会にしたいと思います。
1. 日時:2022年10月22日(土)13:00~15:30  Zoomによるオンライン方式
2. 詳細:https://www.actbeyondtrust.org/abt10th-form06/

(2) 国際ガールズデー2022「ウクライナの女の子の今と私たちにできること」
山形文さんは、ウクライナの隣国ルーマニアで、ウクライナから避難してきた女性と少女への支援に携わってこられました。
女性そして少女の方たちが置かれている状況、今後への展望、求められる支援について、実際に避難民の女性と少女に接してこられた経験を踏まえて、お話しいただきます。
1. 日時:10月10日(月祝)14:00 – 16:00
2. 報告:山形文さん(公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン プログラム部 シニアプログラムオフィサー)
3. 詳細:https://danjo.osaka.jp/unwomenosaka/info_unwomen/20221010.html
https://www.shisetsu-osaka.jp/shisetsu-nw/koza/detail.html?kozaId=50827

(3)2022年度JICA地球ひろば「多文化共生の文化」共創プログラム
このプログラムでは、学校や地域で外国につながる児童生徒が増加する今、全国から集まる参加者の皆さまの、多文化共生にまつわる課題やそれに対する実践例を共有しながら、首都圏でのフィールドワークや講演、参加者同士での対話を経て、学校における「多文化共生の文化」をつくるために、私たちにできることは何か?を共に考えていきます。学校全体、地域全体に「多文化共生の文化」が広がる、そんな未来へ向けて共創してみませんか?ご応募をお待ちしています!
1. 日時:第1回研修 11/19(土) 10:00 – 17:30 & 11/20(日) 10:00 – 16:30
第2回研修 12/10(土) 10:00 – 16:30
2. 場所:JICA市ヶ谷ビル/東京都新宿区市谷本村町10-5
3. JICA本部(麹町)/東京都千代田区二番町5-25
4. 対象:多文化共生に関する授業実践や取り組みを行っている、全国の教員及び学校管理職の方
5. 参加申込:https://j-gift.org/2022jica-tabunkakyosei-appform/(特設サイト)
https://www.jica.go.jp/hiroba/program/practice/seminar/multicultural_program_2022.html
(地球ひろばサイト)

(4)JICA地球ひろば開発教育オンラインセミナー(第4回)
JICA地球ひろばでは、2022年度より開発教育オンラインセミナー
『教室と世界をつなぐ6つのヒント ー未来を担う力を育てるためにー』を開催しています。第4回目となる今回のテーマは「校外学習」。
これまで多くの見学者を受け入れてきたJICA地球ひろばでは、その展示やガイド(地球案内人)から、どのような学びにつなげること
ができるのか、その魅力をお伝えします。さらに、これからのSDGs教育や開発教育に向き合うために大切にしたいポイントを「正しさから自由になる」という視点でお話します。
1. 日時:10/22(土) 10:30-12:00
2. テーマ:校外学習て゛世界とつなぐヒント
3. お申込み:https://j-gift.org/jicaonlineseminar20221022/

(5) 「哲学塾OWLs」連続セミナー(人権と共生の哲学)第2回(10/8)
近年、AI技術の進展と社会での普及は著しい。AIと人権のテーマでは個人情報保護について論じられることが多いが、本講演では今後、AIが人間同等かそれ以上の能力をもち、社会に生きる権利をもつにいたることがありうるのか、また、その条件について考えてみたい。「人間の条件」が人種、身分、性別、セクシュアリティ、年齢、能力等から拡張されてきたように、AIは人間とともに社会に生きる権利を獲得するにいたるのであろうか。
1. 日時:10月8日(土)午後4時-6時
2. テーマ:「AIと人権を哲学する」講師:平野織さん
3. 開催形式:教室での対面方式、会場:多目的スペースHANA(JR鶴橋下車徒歩10分、近鉄鶴橋東口下車徒歩6分)
大阪市生野区鶴橋2-15-37
4. 詳細:https://www.hurights.or.jp/japan/related-events/2022/08/108owls2.html

(6)清里ミーティング 第一報!開催スケジュール&登壇者公開
清里ミーティングは、環境やサステナビリティの問題と教育に関心のある多様な分野の方が集い、互いに学び合うイベントです。基調講演による最新情報やトレンドの話題提供、ワークショップによる参加者同士の情報交換や交流を通して、環境教育の質の向上を目指し、参加者同士の学びの場として今年で36回目の開催を迎えます。最終日は都内会場で開催!ぜひお越しいただける方は会場でお会いしましょう。オンラインでも同時配信予定なので、遠方・ご事情等で難しい方も講演はお聴きいただけます。
<登壇者>
1日目 基調講演(12月9日13:30-15:00)佐々木恭子さん(気象予報士/合同会社てんコロ.代表)
3日目 30周年記念講演(12月11日14:00-16:00)養老孟司さん(解剖学者/東京大学名誉教授)、
ファシリテーター:阿部治(JEEF理事長/立教大学名誉教授)
1. 日程:2022年12月9日(金)~11日(日)
2. 会場:9日~10日 Zoom開催 11日 東京都内(対面開催)※Zoomでも配信予定
3. 詳細:https://www.jeef.or.jp/activities/kiyosato/

(7)完成記念オンライン上映会(参加無料)
静かな汚染、ネオニコチノイド ―浸透性農薬は〈いのち〉に何をもたらすのか?
物の根や葉から組織全体へと浸透移行して作物を害虫から長く守るとされる浸透性農薬《ネオニコチノイド》。1990年代以降、主流の殺虫剤として、日本国内でもさまざまな作物の栽培に用いられています。しかし、その普及から約30年、当初想定されていなかった多くの問題が指摘されています。水に溶けやすい性質を持つネオニコチノイドは、ひとたび使用されると、容易に河川や地下水に移行します。そして、農業その他の用途で使用が広がった結果、日本でも「もはや検出されない河川を見つけることが難しい」と言われるほどに水系汚染が進み、生態系の崩壊を加速させているのです。さらに、近年の研究で懸念されているのが、その人体への安全性です。昆虫の神経に対して強く結合する「選択毒性」を持つことから、「ヒトには比較的安全」と言われてきましたが、ヒトを含む哺乳類の神経伝達や成長途上の神経の発達にも影響を及ぼすことが解明され始めているのです。静かに目に見えないかたちで生態系にも人体にも忍び寄る浸透性農薬。その脅威から未来を守るために、私たちに何が問われているのか。浸透性農薬ネオニコチノイドのはらむ問題について生態系への影響と人体への安全性の両面から迫った、PARC制作の新作映像作品『静かな汚染、ネオニコチノイド―浸透性農薬は〈いのち〉に何をもたらすのか?』を上映。上映後には、星川淳さんに、私たちがいまどのような選択と向き合っているのかをお話しいただきます。
1. 日時:2022年10月17日(月)19:00~20:40/ 申込締切:2022年10月17日(月)17時
2. 開催形態:ZOOMによるオンライン方式
※参加者同士の顔の見えない「ウェビナー・モード」で開催します。 
3. 詳細:http://www.parc-jp.org/freeschool/event/221017.html

(8)みんなのSDGs 2022年度第2回セミナーのお知らせ
「SDGsと複合的な危機~SDGs達成に向けた連帯をbeyond SDGsの議論の端緒に~」
今回のセミナーは、beyond SDGsの議論の端緒として、複合的な危機下においてもなおSDGs達成に向けた取り組みを進めている関係者からの事例報告をもとに、「人新世」の時代に求められている、より大きな連帯を生み出すためのヒントを得ることを目的とする。
1. 詳細:http://www.our-sdgs.org/event.html
2. 日時:10月11日(火)18:30-20:30(Teamsによるオンライン)

(9)ユース活動発表会2022in エコメッセちば
環境パートナーシップちばは、ユース世代が環境活動に取り組むことにより、地域の課題に気づき、解決するための力をつけていくことが大切だと考えています。この力がサステナブルな地域社会に貢献することを体感する機会として、昨年に引き続き、ユースボランティアと地域の環境活動に取り組んでおられる団体のマッチングを行いました。環境活動に取り組んだユースと受入れ団体の皆様の交流により、気持ちや行動に変化が生まれています。 人と人との繋がりによって醸成されていく「未来に向けての対話」により、世代を問わず刺激をお届けします。
1. 日時:10月23日(日)13:30?15:30
2. 会場:エコメッセ2022inちば(幕張メッセ国際会議場2階)202室(定員20名)&Zoom
3. 申込:メールで「お名前・緊急の連絡が取れる電話番号・お住まいの市区町村名・会場かZoom」をユース事務局まで youth★kanpachiba.com(★を@に代えて)

(10)国際委員会から第2回「ユネスコカフェ」のご案内
日本国際理解教育学会 国際委員会は、ユネスコを含む国際機関の最新動向を学会員の皆様と共有とする場として今年度より「ユネスコカフェ」を開催しています。「第2回ユネスコカフェ」はパリのユネスコ本部でユネスコスクール国際コーディネーターを務めておられる斎藤珠里さんを講師にお招きして、開催いたします。全世界12000校のユネスコスクールを統括するお立場から見えてくる課題や、来年2023年に70周年を迎えるユネスコスクールに求められる新たな役割についての展望を語って頂きます。ユネスコスクール(ASPnet)は1953年の創設以来、国際理解教育(EIU)、ESD、GCEDなどユネスコの変容的教育の推進拠点として多彩な活動を展開してきた世界的な学校間ネットワークですが、ウクライナ危機をはじめ世界の平和と持続可能性が脅かされている現在、「平和の文化」の実現に向けたユネスコスクールの役割はこれまで以上に重要性を増してきています。
1. 日時:2022年(令和4年)11月6日(日曜日)17:00~18:30
2. 講師:斎藤珠里氏(ユネスコ教育局 ユネスコスクール国際コーディネーター)
3. 内容:「『平和の文化』に向けたユネスコスクールの役割 ― 70周年を迎えての課題と展望」
4. 参加用Zoom: https://zoom.us/j/99217345294?pwd=eVpaREZrSEUxRzhSd0kzcnZreTkyUT09

【4】その他
(1)第4弾!「エコセンラジオ 旅する人と出逢う場所」テーマ「棚田の魅力?」
エコセンラジオを聞きながら、あなたも旅支度を始めませんか?
コロナ禍も早3年目。自由気ままな旅人たちは今インドア派の仮の姿をし、じっと動き出すのを待ちながら暮らしています。でも本当は・・・。
旅に出たい。未知なものと出会いたい。土地の美味しいものを見つけたい。通っていたあの場所に今すぐ戻りたい。日本各地や海の向こうの国へ・・・。
4回目の今回は、日本の代表的な田舎の風景である棚田にスポットを当て、棚田学会理事の安井一臣さんと、兵庫県で棚田を守る活動をしている棚田LOVER’s理事長の永菅裕一さん(エコセン世話人)をゲストに迎え、エコセン共同代表の中澤朋代が、棚田の魅力を掘り下げます。
エコセンは、地域のことを思い地球を楽しむ、旅好きな人の溜まり場になりたいと思います。
1. 日時: 2022年10月9日(日)20:00~21:00すぎ ZOOM(カメラオフ、マイクオフでの参加OK。お気軽にご参加ください)
2. 詳細:https://ecocen.jp/news-m/8955
3. お申し込み:https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZEvduGsqDguHdO18u-__UGI5IcKDFJG9mZR

(2)小・中学校向け主権者教育指導資料の公開「主権者として求められる力」を子供たちに育むために
選挙権年齢及び成年年齢の引下げにより、主権者として求められる力を育成する教育(以下、「主権者教育」という。)がこれまで以上に求められていることから、文科省が小・中学校向け主権者教育指導資料「『主権者として求められる力』を子供たちに育むために」を作成しました。
以下のリンクよりダウンロード可能です。
https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/mext_00085.html

◆編集後記:8月6日にJICA横浜にて開催された2022年度教師国内研修(第3回)に当団体の野口扶美子理事が講師として参加し、「SDGs誰一人取り残さない 多文化共生~日本人移民・日系人」をテーマとして教室での多文化共生について考え、学校、社会、そして世界の多文化共生への理解を深め、研修での経験を活かした探求学習の活動案の作成を目指しました。
●詳細はこちら:https://www.jica.go.jp/yokohama/topics/2022/22090801.html

また、朝日新聞のSDGsアクションというサイトに、『ESDとは?意味やSDGsとの関係を紹介』という野口理事がご執筆された記事
が掲載されました。ご関心のある方は、ご覧下さい。
●リンク:https://www.asahi.com/sdgs/article/14730125


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◆ESDイベントカレンダーのリンク◆ https://www.esd-j.org/activity/eventcal

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