[ESD-Jメルマガ] Vol.042 (2022年5月第4週号)
発行元:持続可能な開発のための教育推進会議(ESD-J)
発行日:原則毎週(木) / 配信先 190件
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ESD-J会員の皆様
いつもお世話になっております。さて、今週のメルマガ配信です。
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<目次>
【1】 ESD-J車座トーク「グレタさんを生んだスウェーデンの主権者教育・市民・教育からみた日本の課題」
【2】 助成金・アワードのお知らせ
【3】 イベント・研修のお知らせ
【4】 【編集後記】(事務局より)
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【1】ESD-J車座トーク「グレタさんを生んだスウェーデンの主権者教育・市民・教育からみた日本の課題」(チラシ添付)
持続可能な社会づくりやSDGsの推進のためには市民一人一人が当事者意識をもちながら社会に参画することが必須です。しかし、主権者教育や市民教育が制度化されていない日本では、社会参画は遅れており、各種選挙の投票率も低いのが現状です。このような日本の状況を変えるヒントがグレタ・トゥンベリさんを生み出したスウェーデンの主権者教育の仕組みなどにあります。スウェーデンの事例に詳しい日本福祉大学 講師・両角達平さんを講師に迎え、日本における主権者教育・市民教育の課題、今後の方向性について考えます。
1. 日時:6月19日(日)15:00-17:00(Zoom開催)
2. 参加費:無料
3. お申し込み: https://forms.gle/jyFquWnt918wGWhH8
4. 詳細:https://www.esd-j.org/news/10940
【2】助成金・アワードのお知らせ
<助成金>
(1)読売光と愛の事業団「子ども育成支援事業」-2022 年度読売光と愛の事業団は、子どもの貧困が社会問題と言われるなか、日本で暮らす子どもたちがその環境などに左右されずに、健全に育つように支援活動をされている団体に資金助成します。将来の担い手である子どもの健全な育成に向けて、支援活動を過去 3 年以上にわたって続けている団体 (法人格の有無は問いません。) で、その内容が社会のニーズに応えていて、計画に実現性があるもの。
1. 応募・申請期間:2022 年 6 月 30 日 (木)
2. 詳細:https://www.yomiuri-hikari.or.jp/38021f7c1e56712ef4b23dd19e85060a_8.pdf
(2)国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金 “体験活動・読書活動”」基金 -2022 年度この基金は、未来を担う夢を持った子どもの健全育成を推進するため、自然に触れ親しむ活動、科学実験などの科学体験活動、異年齢間の交流を促進する活動、絵本の読み聞かせ会などの読書活動といった地域の草の根団体が実施する様々な体験活動や特色ある新たな取り組み、体験活動等の裾野広げるような活動を中心に、様々な体験活動や読書活動等への支援を行っています。
1. 子どもを対象とする体験活動や読書活動:自然体験活動、科学体験、交流を目的とする活動、社会奉仕体験活動、職場体験活動、総合・その他の体験活動、読書活動
2. 子どもを対象とする体験活動や読書活動を支援する活動:フォーラム等普及活動、指導者養成
3. 応募・申請期間
・郵送申請:2022 年 5 月 1 日 (日) ~ 2022 年 6 月 14 日 (火)
・電子申請:2022 年 5 月 1 日 (日) ~ 2022 年 6 月 28 日 (火)
4. 詳細:https://yumekikin.niye.go.jp/files/items/6111/File/R4taiken_boshuyouko.pdf
(3)第 22 回「ファイザープログラム~心とからだのヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援」-2022 年度
このプログラムは、ヘルスケアを重視した社会の実現に向けて、「心とからだのヘルスケア」の領域で活躍する市民団体や患者団体・障がい者団体による、「健やかなコミュニティづくり」の試みを支援することを目的としています。助成の対象となるプロジェクトは「プログラムの趣旨」に合うものとしますが、特に下記の 3 点を重点課題として助成しています。また、「市民研究」への取り組みも期待しています。
1. 当事者が主体となって、市民や専門家と協力して進める取り組み
2. 関係する団体等と連携し、ネットワークを強化し広げる取り組み
3. 現場の視点から新たな課題を発掘し、その解決を目指す取り組み
以上の重点課題に限らず、新たな発想による独創的で試行性の強い取り組みは助成対象とします
4. 応募・申請期間:2022 年 6 月 13 日 (月) ~ 2022 年 6 月 30 日 (木)
5. 詳細:https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/philanthropy/pfizer_program/announce/documents/2022_application_guidebook.pdf
(4)神戸市立須磨海浜水族園「スマスイ自然環境保全助成募集」-2022 年度
当園では、2010 年より近畿、中国、四国地方において生物多様性に関する保全を目的に調査研究・活動に取り組んでいる団体や個人に対し、必要な費用の助成を行っています。
1. 対象地域の自然の現状や変遷を把握するための活動。特に、以下の3分野。
・自然環境、野生生物のモニタリング
・特定地域に生息する野生生物種リストの作成
・自然環境、野生生物の調査研究・活動
2. 詳細:https://kobe-sumasui.jp/wp-content/uploads/2022/05/2022sumasui_jyosei_description.pdf
3. 応募・申請期間:2022 年 6 月 13 日 (月)
(5)公益信託 大成建設自然・歴史環境基金
これからの地球社会の健全で持続的な発展のためには、自然環境の保全や再生、歴史的建造物等の歴史的・文化的な環境の保存や活用が必要とされています。本基金は、“人がいきいきとする環境を創造する”という大成建設グループの理念を踏まえ、こうした活動や研究を応援することを目的に設立されました。
1. 提出期限:2022年7月29日(金)事務局必着
2. 詳細:https://www.taisei.co.jp/about_us/society/kikin/html/gist.html
(6)「新型コロナ 移民・難民緊急伴走支援事業」開始のご案内
新型コロナウイルスの感染拡大は、日本社会の中で、とりわけ弱い立場に置かれた移民・難民をさらなる苦境に追い込みました。このたび移住連では、長期化する新型コロナウイルスの影響下、支援の幅をさらに広げるべく、2022年5月25日(水)より「新型コロナ移民・難民緊急伴走支援事業」をスタートさせました。
1. 本事業の内容:コロナ禍で困窮する移民・難民に対して公的支援等につなげるための伴走
支援を実施し、さらに、伴走支援を実施する「伴走者」をつなぐ伴走支援ネットワーク(伴走ネット)を構築します。
(ア) コロナ禍で困窮する移民・難民を対象とした伴走支援*
(イ) 伴走支援講座*
(ウ) 課題別・地域別相談会
(エ) 報告会・コミュニティミーティング等
(オ) 政策提言
2. 事業実施期間:2022年5月25日~2023年2月28日
3. お申し込み:https://forms.gle/5pCR2UxqTmAerzDQ7
4. 詳細:https://migrants.jp/news/office/20220525.html
【3】イベント・研修のお知らせ
<イベント・研修>
(1)JICA地球ひろば主催「国際理解教育/開発教育指導者研修」
1. テーマ:『世界のリアルとつながる授業実践 -多様化する世界の中で生きる力を育む-』
2. 研修日程:
前半研修 2022年8月13日(土)および14日(日)
後半研修 2023年2月4日(土)および5日(日)
3. 会場:JICA市ヶ谷(東京)
4. 対象:国際理解教育/開発教育の授業実践経験がある小・中・高校、特別支援学校に勤務する教員
5. 締切:7月4日(月)午前10時
6. 詳細・応募方法:https://j-gift.org/2022jica-domestic-training-appform/
(2)地域で広げ・つなげる開発教育 実践者に聞くリレートーク[第1回]
講師:岩崎裕保さん(関西NGO協議会)
DEAR(旧:開発教育協議会)が 1982 年に活動をはじめて 40 年が経ちますDEAR ではこれまで、特に団体・グループで開発教育を実践する方々と共に 「地域ネットワーク会議」を開催し、地域での展開について情報交換し、話し合ってきました。 今回は、6名の実践者の方から「地域でどのように開発教育を展開してきたのか」を中心に、リレートーク形式でその歩みをじっくりお聞きします。
1. 日時:2022年6月8日(水)19時~21時 オンライン(zoom)
2. 対象者:開発教育を地域で実践している方・したい方、開発教育に関心を持つ方、
DEARの活動に参加してみたい方など
3. 詳細:http://www.dear.or.jp/event/9637/
(3)アフガニスタン支援の”今”~現地女子教育と国内退避の現状~
アフガニスタンがタリバンによって制圧されてから今年の8月で1年が経過しようとしています。現在、アフガニスタンでは、人口の半数以上である約2400万人が緊急人道支援を必要としており、この4年間で2度の干ばつに見舞われ、食糧危機はかつてないほど深刻な状況になっています。メディアでは、ウクライナとロシアの問題が多く扱われていますが、アフガニスタンでも日に日に人びとの困窮度は増しており、支援が行き届いていない現状があります。このイベントでは、女子教育の現状と政策提言、日本への退避の現状と課題について、実際に支援に携わる団体から登壇いただき、今後のアフガニスタン支援を考えていく機会とします。
1. 日時:2022年5月31日(火)17:30-19:00
2. 申し込み:5/30(月)まで https://forms.gle/ijCwthMc5ZaXKDUP9
3. 詳細:https://www.janic.org/blog/2022/05/19/0531-afghanistanevent/
(4)令和4年度高校生海洋環境保全研究発表会 参加学生募集
国際エメックスセンターでは、SDGs目標14に貢献するためのボランタリーコミットメントを登録するとともに、2~3年に1度開催する世界閉鎖性海域環境保全会議(エメックス会議)で、高校生・大学生を対象とした青少年環境教育交流セッションを開催し、青少年による海洋環境保全に関する研究や活動を国内外に発信する取組みを行っています。次世代の閉鎖性海域の環境保全を担う人材育成をより一層推進するため、高校生が専門家から直接アドバイスを受けることができる「高校生海洋環境保全研究発表会」を開催します。研究活動の今後の進め方や発表方法等のステップアップを目指したい高校生のご応募をお待ちしています。
1. 開催日時:2022年8月26日(金)13時~17時(予定)
2. 主催:(公財)国際エメックスセンター
3. 対象:日本国内の高等学校、高等専門学校(3年生以下)または中等教育学校
後期課程に在学する生徒
4. 応募期限:2022年6月17日(金)17時必着
5. 詳細:https://www.emecs.or.jp/topics/item843
(5)「私のアイデンティティを語る-日本とコリア、そしてジェンダー」+ジェンダー理解のためのイチオシ韓国ドラマ
山下英愛さんは、大学で日韓の歴史や文化を通じてジェンダーを教える研究者。1988年、朝鮮の女性史・女性問題の研究のために韓国に留学。韓国で言葉と文化を身につけ、アイデンティティの悩みに終止符を打ちたいという思いで渡航。母、自身も日本国籍であることを知り、日本とコリアの狭間で民族について悩む。女性学を学びつつ「慰安婦」問題に取り組む。今回は、山下英愛さんのアイデンティティに関わって人生の前半を丁寧に聞き、併せて、ジェンダーを理解するためのイチオシ韓国ドラマも紹介していただく。
1. 日時:6月25日(土) 午後3時30分~5時30分 オンライン(ZOOM)
2. 講師: 山下英愛(やました よんえ)さん (文教大学教授)
3. 申込み:Peatixのサイト( https://peatix.com/event/3252387/view )
4. 詳細:https://www.hurights.or.jp/japan/event_seminar/2022/04/625.html
(6)世界難民の日に寄せて、難民支援の現場から-ウクライナ、ロヒンギャ、ギリシャレスボス島での世界の医療団の活動
6月20日は国連が定める「世界難民の日」(World Refugee Day)。この日にちなみ、オンラインイベントを開催します。本イベントでは、世界で起きている難民問題についての概要や、その背景などを解説。その後世界の医療団が活動する3つの難民支援の現場「ウクライナ」「ロヒンギャ」「ギリシャレスボス島」を取り上げ、プロジェクト・コーディネーターが現地の状況について報告します。
1. 日時:6月16日(木)19:00-20:10 (オンライン開催)
2. 詳細・お申込み:https://www.mdm.or.jp/news/24271/
【4】その他
(1)「子どもパブコメ2022」について
パブコメ(パブリックコメント)とは、国の計画などをつくるときの参考にするために、多くの人たちの意見をきくことです。この「子どもパブコメ2022」は、地球環境を守るために、世界中の子どもたちから意見を集める「国連子どもの権利委員会」の取り組みに協力する目的で、日本ユニセフ協会がYahoo!きっずなどの協力を得て日本国内で実施しています。
1. 参加資格:18歳未満であれば、誰でも参加できます。
2. 参加方法:https://questant.jp/q/1SG5FMBR
3. 締め切り:6月26日
4. 詳細:https://www.unicef.or.jp/climatechange/kodomo_comment/
(2)コロナ禍におけるアジア7か国・地域の移住労働者をめぐる課題に関する英日の報告書
笹川平和財団(SPF)は、コロナ禍において世界中で移住労働者が大きな社会経済的影響を
被り、深刻な感染リスクにさらされている事態を受けて、インドネシアのNGOのヒューマンライツ・ワーキング・グループ(HRWG)に委託し、アジアの7ヵ国・地域(マレーシア、シンガポール、タイ、香港、台湾、韓国、日本)において、移住労働者が直面する課題、政府や経済界、市民社会の対応などについて2020年に調査・分析を行い、冊子にまとめました。この調査は、各国・地域で移住労働者支援の最前線に立つ研究者や市民社会組織の専門家が参加し行われたものです。
<翻訳版> https://www.spf.org/asia-islam/publications/20220520.html
<英語原文> https://www.spf.org/en/asia-islam/publications/20210128.html
(3)【共同声明】「アフリカの日」に寄せて:アフリカの市民との連帯と気候正義の実現を求める共同声明
5月25日「アフリカの日」にあわせ、国際環境NGO 350.org Japanでは、アフリカ日本協議会さんと一緒に「アフリカの市民との連帯と気候正義の実現を求める共同声明」を発表しました。作成にあたってはSDGsジャパン環境ユニットの星野さんにご協力いただき、AJFの津山さん、廣内さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。
この共同声明 <https://world.350.org/ja/press-release/20220525/>
への団体及び個人の賛同を募っています。
すでに賛同をいただいたみなさま、誠にありがとうございました。ぜひ皆様の団体から、あるいは個人として、賛同をくださいますようお願い申し上げます。
1. 声明の賛同フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSffmT9k-sJiDap7tWO_r5_9xXa7uxzfpbIXLDUS8RBHI5OnXA/viewform
2. 締め切り:5月31日まで
◆編集後記:
6月19日(日)ESD-Jの総会の後、15:00-17:00に日本福祉大学 講師・両角達平さんをお迎えし、「グレタさんを生んだスウェーデンの主権者教育・市民・教育からみた日本の課題」をテーマにご講演いただき、日本における主権者教育・市民教育の課題、今後の方向性について考えます。車座トークのみのご参加も可能です。是非ご参加ください。
◆お申し込み:https://forms.gle/jyFquWnt918wGWhH8
◆ESD-Jで配信したメルマガのバックナンバー◆ https://www.esd-j.org/others/6909
◆ESDイベントカレンダーのリンク◆ https://www.esd-j.org/activity/eventcal
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