第2回 ESD CAFE TOKYO 開催レポート(前編)
多様な価値観をもつ人たちが共にESDを推進していくためのヒントとは?

「ESDについて多様な人と話し合う場をつくろう」

そんな想いで企画が始まったESD-J主催「ESD CAFE TOKYO」は、12月5日に第2回目が開催されました。
平日の火曜日、忘年会等で忙しい時期ながらも多数のご参加を頂きました。
参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。

■ESD CAFE概要
  開催日:2017年12月5日(火)
  時間:19:00~21:00
  参加者:8名
  主催:ESD-J
■プログラム
  ワークショップ
  ①SWOT分析を用いた自己分析のワーク後、自己紹介を行う
  ②ペーパープレゼント(ワーク)
  ③私と世界の繋がりを感じる(ワーク)
  ④いいとこ探し(ワーク)

重 政子(しげ まさこ)
ESD-J代表理事、ガールスカウト日本連盟 課題検討委員会成人トレーニング部会委員。
ガールスカウトの教育、指導者養成に携わる。社会教育の立場から、多用な活動主体とのネットワーク構築を目指している。

 

あなたの身近に「価値観が全く同じ」という人はいますか?
一緒に暮らす家族・友人・同僚・恋人でも、完璧に価値観が一致!ということはないのではないでしょうか?
むしろちょっとした価値観の違いに、悩んでいる人の方が多いのではないかと思います。

今回のゲスト 重 政子さんから、そんな価値観の違いを埋めるきっかけになるようなワークショップを教えて頂きました。
グループワークを中心に、その都度振り返りの時間を設け、ただ「楽しい」「面白かった」で終わらず、ワークの意図やESDへの繋がりを感じることができました。

そんな素敵なワークショップの様子を前後半に分けて抜粋しレポートします。


多様な価値観をもつ人たちが一緒にESDを推進していくときは、それぞれの価値観を否定するのではなく活用できるような仕掛けが必要


ワーク①:SWOT分析を用いた自己分析のワーク後、自己紹介を行う

SWOT分析とは、S:強み、W:弱み、O:機会、T:脅威の頭文字を表しており、自己分析や企業戦略など様々な用途に用いられています。今回は、自分自身の「強み」「弱み」と、自分が住んでいる地域の「好きなところ」「課題」を書き出してもらい、それを使いながら自己紹介をしました。

(重さんから振り返り ※抜粋)
強み、弱み、皆さんはどのようなことを書きましたか?
強みはあなたが社会で役に立つ大切な基盤になります。
弱みには、目が悪いなどの身体的な「努力しても変えられない弱み」と、英語が苦手といった「努力すれば変えられる弱み」があります。自分の弱みを自己認識することは、社会で関わる人たちの弱みにきちんと寄り添えるベースになっていく

ESDでは人に寄り添うこと、持続可能な社会を担っていくのは自分なのだと認識することが大切なのでこういったワークは気分によっても書く内容は変化するので、時々やってみるといいと思います。

ワーク②:ペーパープレゼント

5人1組のグループワークです。バラバラの型紙が配布され、全員が同じ図形をそれぞれ完成させます。型紙は交換し合わないと図形が完成しないようになっていますが、その過程では一切口をきいてはならない、欲しそうな身振りはダメ、などのルールがあります。
グループ毎に完成を競ってワークを行いました。

グループワークならではの賑やかなディスカッションのない静かな作業に戸惑う参加者の方も多かったようです。言語を使ってコミュニケーションが取れない、自分だけ完成してもグループ全員が同じように完成できるようになるために葛藤し、考え行動しなければ図形が完成しないという深みあるワークでした。

(重さんから振り返り ※抜粋)
このワークは、完成するとどんな気持ちになりますか?みんな完成した!っていう喜びを感じるのではないでしょうか?こういう体験を共有することって大事なのではないかと思います。
黙ってやりなさい、というのはある意味世界の縮図。言語や文化が違う人たちが何かをしようとするときに、手探りしながらどうやって協働していくか、という葛藤の中からのプロセスを感じて頂きたいと思います。大事なのは、共に何かを作り上げる時には相手に理解してもらえるような、プレゼンやコミュニケーションが必要なのだということを理解するきっかけにもなればと思います。


いかがでしたか?ワークショップ前半は、自己紹介やチームで行うゲームが中心でした。
後半は、さらに深い内容に進みます。
お楽しみに。