「いぐねの学校」宮城県仙台市

ESD in いぐねの学校

仙台平野にある「いぐね」(屋敷林!防風林!)に囲まれた洞口家住宅で, 16回目となる今年も、小学生40名と保護者、大学生、スタッフの約100人が、暑い夏の日の「いぐねの学校」を体験しました。会場の洞口家住宅は築280年の国の重要文化財です。

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1時間目は、校長先生から、「いぐね」って何?をお話してもらいます。まず建物の説明です。釘を1本も使っていない、巨大な柱や梁で組み立てられた大きな木造の茅葺屋根の家です。この建物を守る屋敷林「いぐね」は、風や火事から屋根を守るだけでなく、生活に必要な薪や木の実を供給する宝の杜なのです。

2時間目は、「いぐね」の周りに広がる田んぼで生き物探しやそろそろ育ってきたお米(稲)の赤ちゃんの観察です。

3時間目は、給食の準備です。かまどでご飯を炊き、枝豆を大きな釜でゆでます。ゆでたての枝豆のあま皮をむき、すり鉢で枝豆をすりつぶし「ずんだ」を作ります。建物の縁側では、石臼を使って炒った大豆をすりつぶして「黄な粉」を作っています。みんなでついたもちで、黄な粉もち、ずんだもち、納豆もち、夏野菜で作ったお雑煮、いぐねの田んぼで作ったお米のおにぎりをみんなで楽しく食べました。

4時間目は、草木染めで色々な模様の手ぬぐいを作ります。「いぐねの学校」は、便利な暮らしで少し忘れてしまった『手作り』や昔の暮らしの知恵を学びます。

スタッフの願いは、「便利な社会になっても自分の頭と身体を使った「しごと」があることを忘れないでほしい」です。ESD-Jの一員である仙台いぐね研究会は、子供たちに昔の暮らしの体験と環境を守り、育てる大切さを発信しています。

(ESD-J理事 小金澤孝昭 記)