ようこそ、ESD-Jのポスターセッションへお越しくださいました。ESD-Jは、SDGsの達成に向けた人づくりのための教育を推進している団体です。
当団体の主な活動を順に紹介していきます。
1.イベント企画
未来につなぐふるさとプロジェクト
第1回「田んぼの生きもの調査@谷当里山(千葉県)」
■特別協力団体:谷当里山計画NPO法人バランス21
■協力団体:「わたしの田舎 谷当工房」
■スポンサー:キャノンマーケティングジャパン
■コーディネート:パブリック・リソース財団
千葉市にある谷当里山の谷津田にて、コロナウイルス感染拡大予防に配慮しながら、田んぼの生きもの調査および写真教室を開催しました。千葉県在住者に限定したにも関わらず、小中学生とその保護者計13名にご参加いただきました。
田んぼの生きもの調査は、房総野生生物研究所所長の手塚幸夫さんを講師に実施しました。始めに千葉県の谷津田の特徴と、草地を歩くときの注意点等を伝え、その後は自由に田んぼ周辺の生きもの調査を行いました。すぐに方々から「あ、ドジョウだ!」「カエルだ!」という叫び声が聞こえて来ました。
この谷当の谷津田は、耕作放棄地をNPOバランス21が再生して以来、無農薬でお米を育てているため、豊富な生物種を観察する事が出来ました。昼食休憩の時間まで、子供は勿論のこと保護者も童心に返り、泥まみれで生きものを捕獲し、撮影を楽しみました。蝶、蜘蛛、バッタ、トンボ、ドジョウ、めだか、ザリガニ、エビ、カエル、タニシ、アメンボなど、様々な生き物を撮影・観察しました。
最後のまとめに、谷津田の恵みと私たちの食事との繋がりをお話し頂き、それを具現化している「いすみ市における学校給食全量有機米の取り組み」を紹介していただきました。参加者の殆どが、生物多様性への関心が深まり、またこのようなイベントに参加したいという感想を寄せてくださいました。
詳しい報告は、こちらから
第2回「どんなことができる?安全・安心なファミリーレストラン」
■協力団体:(株)アレフ
■スポンサー:キャノンマーケティングジャパン
■コーディネート:パブリック・リソース財団
第1回の田んぼの生き物調査の舞台となったような、多様な生き物を育む田んぼで収穫されたお米を、全国300店舗以上のレストラン全店で提供しているびっくりドンキーの(株)アレフ エコチーム 環境教育企画・制作ご担当の高木あかねさんをお迎えして、レストラン経営で、食品残渣のリサイクル、廃油のリユースとリサイクル、節水、エネルギーの効率化等の取り組みと工夫についてお話しいただきました。
ワークショップでは、びっくりドンキーのプレートに盛られている主な食材「米」「肉」「野菜」の3つのグループに分かれて、グループワークを行い、独自に考えた食材生産・調達の方法、大切にしたい価値観やその取り組みのPR方法について発表しました。
ワークショップの後、びっくりドンキーで実際に行っている食材調達・管理方法等についてお話し頂きました。代表的な食材であるお米を例にあげると、殺虫剤、殺菌剤は不使用。除草剤1回以下が守られた「省農薬米」を全店舗で提供しています。お米を作っている契約農家は、毎年、田んぼの生き物調査を行う事が義務づけられています。継続的な生き物調査を通じて、生物多様性の改善が数値として表れているそうです。
びっくりドンキーの多角的な環境に配慮したレストラン経営について学び、ファミリーレストランであってもこのように素晴らしい取組を行っている会社があること、このようなレストランで食事をすることで社会的貢献ができることについて理解を深めることができました。
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第3回『甘いバナナの苦い現実』
■スポンサー:キャノンマーケティングジャパン
■コーディネート:パブリック・リソース財団
立教大学異文化コミュニケーション学部教授・石井正子さんをお招きして、「バナナ」にまつわる「苦い現実」を紐解くワークショップを開催しました。
第1部では、フィリピンのバナナの生産現場の様子、輸入されるバナナの特徴や日本への輸入量の変化等の概要を説明していただきました。第2部では、「甘いバナナの苦い現実」バナナ産業の問題点や、ステークホルダーが抱える問題を学びました。
第3部では、バナナ産業の代表的なステークホルダー①多国籍企業、②フィリピン企業、③土地所有者で農業労働者、④梱包作業所の労働者のロールプレイに基づくグループディスカッションを行いました。
まず、自分の利益を最大化するために、誰に何をしてほしいかを伝え、次にバナナ産業全体、バナナ農園、自然環境、自分の健康・生活などの「持続可能性」、人権(尊厳)を考慮して、誰に何をしてほしいかそれぞれの立場から伝えました。最後に上記の2つのディスカッションで気が付いたことを話し合いました。
最後に、私たちの生活をどのように変えたら社会、バナナ産業がより「サステイナブル」になるのか、社会を良くする「消費者」としてどんな行動が必要なのかを考えました。
詳しい報告は、こちらから
グリ-ンチャレンジデ-2019in 新宿御苑
環境省環境教育推進室ブース出展 テーマ:私が変わると、世界も変わる
生き物のクラフトを作ることを導入のきっかけとして、フリップを使ったり、壁に貼られた展示物を使って、都会に住む我々の毎日の買い物を少し工夫して、選択することによって、野生動物の課題を解決していく事が出来ることを説明し、すぐ明日からの買い物からの行動を促す啓発をしました。
プラスチックと動物たちの間に何が起きているかを伝えるために『プラ太郎・プラ子の旅』紙芝居を作成上演しました。
ESDカフェTOKYOというイベントを企画・運営し、一般の方々(主に子どもと保護者を対象)に様々なテーマの課題に関心を高めてもらい、社会を持続可能な方向に導くための行動変容を促すきっかけづくりを行っています。
これまでに5回開催してきております。詳しくは、報告サイトをご参照ください。
LINK 第1回 ESDカフェTokyo報告(前編)ESDのパイオニア阿部治がESDを始めたきっかけは LINK 第1回 ESD カフェTokyo報告 (後編) ESDを広げるためのヒントは、「世代・価値観ごちゃまぜで語り合える場をつくる・参加する」こと LINK 第2回 ESDカフェTokyo報告(前編)与えられた課題をクリアするのではなく、自ら課題を見つけて企画できる人を育てたい LINK 第2回 ESDカフェTokyo報告(後編)多様な価値観をもつ人たちが共にESDを推進していくためのヒントとは? LINK 第3回 ESDカフェTokyo報告 レッジョ・エミリア研修(Italia) LINK 第4回 ESDカフェTokyo報告 夏休み企画「ぜつめつきぐしゅってなぁに?」 LINK 第5回 ESDカフェTokyo報告 国の天然記念物 『ニホンヤマネってなぁに?こまっていることって?』2.教材開発
紙芝居教材「プラ太郎・プラ子の旅」
子どもたちにに分かりやすくマイクロプラスチックの問題を伝えるために「プラ太郎・プラ子の旅」という紙芝居教材を作成してイベントで実施。オンライン上でも公開して、学校教育へ活用されました。
3分程度の短いストーリーで、適正処理されずに漂着ゴミになったプラスチック製品の問題を取り扱いました。
詳しくは、こちらから
3.人材育成
ESD-J主催 オンラインセミナーシリーズ「持続可能な社会のための人材育成」
ESD-J理事を中心に、ESD/SDGsの活動の実践やESD/SDGsをどのように自分事として落としこむかのヒントをお伝えします。参加者の皆様とのディスカッションを中心としたセミナーを毎月第4土曜日に開催しています。
ESD/SDGsの実践がうまく続かない、どのように活動を深めたら良いのか悩んでいるなど、ESD/SDGsに関するお悩みを抱えている方にもお勧めです。
第一回セミナーの様子は、こちらから
今後のセミナーの予告と申し込みは、こちらから
羅臼町における持続可能な地域社会づくりに向けた人材育成事業
2019年度「SDGsの視点から企業と連携したPBLを行うこ
知床の豊かな自然環境や歴史・文化を学び、子どもたちが自分たち
昨年度、羅臼町全体としてSDGsに取り組むことが方針として決
4.政策提言
「人づくり(ESD)と いう観点からの生物多様性国家戦略への提言」
ESD-Jでは、来年度の生物多様性条約締約国会議を受けて策定される予定の新たな生物多様性国家戦略の策定に向けて、「公益社団法人日本環境教育フォーラム(JEEF)」と共同で「人づくり(ESD)という観点からの生物多様性国家戦略への提言」を取りまとめ、2020年11月20日に環境省へ提出しました。
詳しくは、こちらから
エコライフフェアにも出展しています。