ESDとは?

ESDは、「持続可能な開発のための教育」(Education for Sustainable Development)の略称。ESD-Jでは、「未来を変える人づくり」と呼んでいます。
持続可能な開発を通じて全ての人々が安心して暮らせる未来を実現するには、わたしたち一人ひとりが、互いに協力し合いながら、さまざまな課題に力を合わせて取り組んでいくことが必要です。そうした未来へ向けた取組みに必要な力や考え方を人々が学びあいながら育むこと、それが「持続可能な開発のための教育=ESD」です。

ESDで大切にしている価値観、育みたい力、学びの方法

ESDの10年がスタートしようとしている2004年から、ESD-Jは、異なる教育分野のみなさんと、互いに共有できるエッセンス(本質)は何かを探る、ESD地域ミーティングやワークショップを全国各地で開催してきました。
その取組みを通じて、お互いの教育に共通して存在する「大切なもの」が抽出され、それをESDのエッセンスとして発信してきました。
それがここに示した図であり、「価値観」、「育みたい力」、「学びの方法」です。ぜひ皆さんのESDに関する議論のベースに活用していただき、追加・修正しながら発展させてください。

ESDで培いたい 「価値観」

人間の尊厳はかけがえがない
私たちには社会的・経済的に公正な社会をつくる責任がある
現世代は将来世代に対する責任を持っている
人は自然の一部である
文化的な多様性を尊重する

ESDを通じて育みたい 「能力」

お花理論自分で感じ、考える力
問題の本質を見抜く力/批判する思考力
気持ちや考えを表現する力
多様な価値観をみとめ、尊重する力
他者と協力してものごとを進める力
具体的な解決方法を生み出す力
自分が望む社会を思い描く力
地域や国、地球の環境容量を理解する力
みずから実践する力

ESDが大切にしている 「学びの方法」

参加体験型の手法が活かされている
現実的課題に実践的に取組んでいる
継続的な学びのプロセスがある
多様な立場・世代の人びとと学べる
学習者の主体性を尊重する
人や地域の可能性を最大限に活かしている
関わる人が互いに学び合える
ただ一つの正解をあらかじめ用意しない

ESDの特徴

1.ESDは単なる知識習得ではなく、学習者みずからが価値観を見つめ直し、よりよい社会づくりに参画するための力を育むことを目指した教育です。 coordinator 2.さまざまな持続可能な社会への課題と向き合い、問題解決型の「教育」や「地域の活動」から生まれる、参加体験型の「学び」を重視しています。
3.学校、企業、行政、NPO、社会教育機関、農林漁業者など、さまざまな立場の人たち、大人も子供も、それぞれがESDの担い手であり、学び手です。 4.持続可能な社会への課題(環境・貧困・人権・平和・開発…)はとても複雑。だから、ESDは環境、社会、経済のことを総合的に扱うことが重要と考えます。