さる11月7日(土)14時からZoomにて、小中学生、成人合わせて15名参加によるオンライン・ワークショップを開催しました。今回講師をお願いしたのは、(株)アレフ エコチーム 環境教育企画・制作ご担当の高木あかねさんです。
びっくりドンキーでは、第1回の田んぼの生き物調査の舞台となったような多様な生き物を育む田んぼで収穫されたお米を全国300店舗以上のレストラン全店で提供しています。ハンバーグレストランびっくりドンキーの様々な取り組みについて教えて頂きました。
第一部:提供するところ

まず初めに、びっくりドンキーのレストラン経営で、無駄をなくす取り組みについて、食品残渣のリサイクル、廃油のリユースとリサイクル、節水、エネルギーの効率化等の取り組みと工夫についてお話しいただきました。
ワークショップ
そして、休憩を挟んで、びっくりドンキーのプレートに盛られている主な食材「米」「肉」「野菜」の3つのグループに分かれて、グループワークを行いました。少人数のグループメンバーと意見交換をしながら、下記の5つの問いについて検討しました。
- 安全で持続的に調達できる理想の食材とはどのようなものか?
- その理想の食材は、300店舗に安定的に供給できるか?
- 現実的な折衷案はどこか?
- 今回のコロナウイルス拡大のようなリスクにはどのように対応するか?
- こうした企業の自慢の取り組みをどうやってお客様に伝えるか?
全体会に戻り、3グループ各々が、独自に考えた食材生産・調達の方法、大切にしたい価値観やその取り組みのPR方法について発表しました。
第二部:提供するもの

ワークショップの後、びっくりドンキーで実際に行っている食材調達・管理方法等についてお話し頂きました。代表的な食材であるお米を例にあげると、殺虫剤、殺菌剤は不使用。除草剤1回以下が守られた「省農薬米」を全店舗で提供しています。お米を作っている契約農家は、毎年、田んぼの生き物調査を行う事が義務づけられています。継続的な生き物調査を通じて、生物多様性の改善が数値として表れているそうです。
このワークショップを通じて、びっくりドンキーの多角的な環境に配慮したレストラン経営について学び、ファミリーレストランであってもこのように素晴らしい取組を行っている会社があること、このようなレストランで食事をすることで社会的貢献ができることについて理解を深めることができました。
参加者アンケートでは、多くの参加者が今後外食をする際、食料を買う際には、「食材の安全性」、「食材を販売・提供する企業の社会を良くするための取り組み」、「生産地・生産者・どのように生産されているか」について意識したい、またびっくりドンキーで実際に食事をしたいと回答しました。
消費者として、(株)アレフのような素晴らしい取組を行っている企業をぜひ応援していきたいですね。ご参加いただきました皆様、どうもありがとうございました。