恒例の新宿御苑で秋に開催される『GTF グリーンチャレンジデー2018 in 新宿御苑』で、今年も、ESD-Jは、環境省環境教育推進室のブース出展の企画・運営を行いました。
※29日(土)、30日(日)と2日間の開催予定でしたが、迫りくる台風24号の影響を考慮して、2日目の開催は中止となりました。

スタッフ集合写真
あいにくの空模様にもかかわらず、多くの来場者の方が環境省環境教育推進室のブースを訪れて下さいました。
今年は、『いきものげんき×わたしもげんき』というテーマで、身近な買い物から生きものの繋がりを体感できる参加・体験型ワークショップの企画を行いました。

タペストリー提供:全国地球温暖防止推進センター(JACCCA)
毎日何気なく行っている買い物が、めぐりめぐって生態系に影響を及ぼしていることを学び、逆に生活者の消費行動から生き物の保全に影響を及ぼせる事を提案する展示を考えました。

ポスター提供:コウノトリ湿地ネット

パネル提供:一般社団法人JEAN

森里川海ポスター:ESD-J作

一部資料提供:一般社団法人アニマルパスウェイと野生生物の会
子供たちの大好きな動物など生きもののクラフトワークを通じて、子供も保護者も一緒になって生きものの生息している環境と自分の出来ることを考える場を提供しました。 |

クラフト作成サンプル

クラフト作成サンプル
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ボランティアスタッフとして参加してくれた大学生、ガールスカウト日本連盟の高校生~成人の方々、こどもエコクラブしろくまキッズのみなさんが、ブースの来訪者たちに丁寧に作り方を教えたり、好きな生きものについて話を聞いたりしながら楽しく生きものについて学び合いました。
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雨の中、元気な子供たちがどんどんブースに遊びに来てくれて、テント内はとっても賑やかで楽しい笑い声で溢れていました。
特に可愛らしいシロクマ帽子がトレードマークのしろくまキッズの小学4年生、5年生のコンビは、外国人の来場者の方とも積極的にやり取りし、大活躍していました。

しろくまキッズの小学生コンビ

大盛況のブース内
また、お子さんと一緒にブースを訪れたお父さん、お母さんなど大人の方には、森里川海をめぐる物質循環の中で、わたしたち人間の消費行動によって影響を受ける生きものとの関係を、イラストや写真を使って分かりやすく紹介したフリップ(紙芝居)や展示ポスターを用いて一緒に学び合いました。
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ボランティアに参加した大学生からは、
「マイクロプラスチックという言葉は聞いたことがあったけれど、こんなに身近な魚などの生きものに影響が出てきているとは知らなかった」
「日本人のプラスチック製袋の使用料が年間300枚?!1日1枚ですね…。デンマークでは年間たった4枚。この違いって何だろう?どうすれば日本でも減らせるのだろう?」
と、自分が新たに気づいたことや感じたことを、来場者の方と共有しながら考え、明日から自分にできることをやってみよう、やってみたい、というアクションにつなげることができたのではないかと思います。
実際に来場者の方からも
「子供が1人目の時は、子供のためにとオーガニックな食べ物や衣服にこだわっていました。けれど、生態系への影響について意識したことはありませんでした。今2人目が生まれてなんとなくオーガニックへの関心が薄れていましたが、虫などの生き物が元気な田んぼで作られたお米、いいですね。とても刺激を受けました」
と、熱心に展示物をご覧になりパンフレットを持って帰って下さいました。
また、
「よく考えてみると、私たちの身の回りはプラスチックだらけですね…。どうやったら使用量を減らせるんだろう?もっと色々知りたくなりました」
といったお声も頂き、来場者の方に毎日の消費行動が実は生態系に影響を与えている、自分自身も当事者なのだという意識を感じていただくきっかけになったのではないかと思います。
ゆるキャラ大集合
そして今年も大人気のはぐクンが登場しました!
お天気が悪かったので少しの間だけでしたが、小さな子供たちから大人まで大人気でした。
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今回作成・展示した手描きポスターやフリップ、クラフトはESD-Jのオリジナルです。
(※写真などは、特定の社会問題を扱っているNGO団体からお借りしました。)
資料やワークショップの詳細が知りたい方、関心のある方はESD-J事務局までお気軽にご連絡下さい。
ESD-J事務局:jimukyoku@esd-j.org