[ESD-Jメルマガ]  Vol.069 (2022年12月第3週号)

[ESD-Jメルマガ]  Vol.069 (2022年12月第3週号)
発行元:持続可能な開発のための教育推進会議(ESD-J)
発行日:原則毎週(木) / 配信先 190件
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ESD-J会員の皆様
いつもお世話になっております。さて、今週のメルマガ配信です。
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<目次>
【1】 【参加者募集】ESD-J主催オンラインセミナー「なぜ、NPO・NGOは政策提言を行うのか」
【2】 助成金・アワードのお知らせ
【3】 イベント・研修のお知らせ
【編集後記】事務局より
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【1】【参加者募集】ESD-J主催オンラインセミナー2023年スタートアップ企画
「なぜ、NPO・NGOは政策提言を行うのか」
政策提案、政策提言は、NPO・NGOの重要な役割です。地域の実態に基づいた地域課題やニーズを政策化し、政府、行政と連携した活動をしています。 ESD-Jはこれまでも政府と対話を重ね、政策提言活動を進めてきました。2023年12月にはSDGs実施指針の改定が予定されています。他にも、生物多様性国家戦略、第4期教育振興基本計画のパブリックコメントの募集が予定されています。
NPO・NGOがなぜ政策提言活動を行うのかについて共通理解をし、市民や地域の声をいかに政策に反映させていくか、どのようなアプローチをしていくことができるのかについて意見交換します。
1. 日時:2023年1月6日(金)18:00~20:00
2. 場所:Zoomオンライン
3. ゲスト:松井眞理子さん(NPO法人市民社会研究所代表理事)
新田英里子さん(一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク理事・事務局長)
4. ファシリテーター:新海洋子(ESD-J副代表理事)
5. 対象:政策に関心のある学生、行政機関に就職希望の学生、NPO・NGOに関わる個人、職員等
6. 参加費:無料
7. 申込方法:https://forms.gle/3LaqqYKuv6Xabuth6
8. 詳細:https://www.esd-j.org/news/13200

【2】助成金・アワードのお知らせ
<助成金>
(1)ネオニコチノイド系農薬に関する企画
一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト(abt)で実施する、公募助成の受付を開始しましたのでお知らせします。
「調査・研究」「広報・社会訴求」「市場“緑化”」「政策提言」分野のいずれかを選択(1件あたり助成額上限100万円)
1. 募集期間:2022年12月7日(水)~2023年1月31日(火)
2. 詳細:https://www.actbeyondtrust.org/info/6793/

(2)コンサベーション・アライアンス・ジャパン「アウトドア環境保護基金」‐2022年度
アウトドアフィールドの保全のために活動している全国の団体に活動資金を助成しています。
生物多様性に恵まれた特定の陸域や水域を、野生生物の生息地として、またはアウトドア・レクリエーションの機会を確保するために、持続的に保全することを目的としているプロジェクト。
草の根の市民活動が主導、あるいは支援しているプロジェクト。ただし、一般的な教育プロジェクトや科学調査には助成できません。
アウトドア・コミュニティと協働している、またはアウトドア・レクリエーションに便益があるプロジェクト。
測定可能な具体的な目標や活動対象、行動計画が策定されており、成果を図るために明確な判断基準が含まれているプロジェクト。
5 年以内に最終的な成果 (アウトカム)、または3年以内に測定可能な顕著な前進が見込めるプロジェクト。
1. 詳細:https://outdoorconservation.jp/promotion-support
2. 応募・申請期間:2022 年度後期:2023 年 2 月 15 日 (水)

(3)企業メセナ協議会 第 1 回「2021 芸術・文化による社会創造ファンド -2021 Arts Fund- 」-2023 年度
「会社の創業記念として文化支援のプログラムを始めたい」「仲間とふるさとの文化活動を盛り上げたい」「故人が好きだった芸術への思いを残したい」など個別のご要望に応じたプログラムづくりを実現します。
1. 助成の対象となるもの:芸術文化の振興および芸術・文化による社会創造に寄与する活動であること。
原則、活動実施日が申請締切から3カ月以降の活動。海外における活動の場合、日本国内に実施主体の事務所機能があること。
2. 詳細:https://culfun.mecenat.or.jp/collect/2021artsfund/file/%E2%98%852021%20Arts%20Fund
_%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E6%A6%82%E8%A6%81.pdf
3. 応募・申請期間:2023 年 1 月 20 日 (金)

(4) 「世界の人びとのためのJICA基金」まもなく2023年度募集開始!
JICAでは、企業や個人の皆様からお預かりした寄附金を、100万円(案件毎)を上限にNGO団体等に活用いただく
「世界の人びとのためのJICA基金活用事業」を実施しております。 今月より2023年度募集の開始を予定しており、来る12月19日(月)に募集説明会を開催予定です。
1. 詳細: https://r11.smp.ne.jp/u/No/461605/ijZOeE5hiJhH_28284/461605_221213012.html
2. 募集期間:2022 年 12 月~2023 年 2 月頃を予定

(5)「みてね基金」第三期 ステップアップ助成~すべての子どもやその家族が幸せに暮らせる世界の実現~
第三期 「ステップアップ助成」のねらい:第三期 「ステップアップ助成」では、社会や地域の課題解決に取り組む非営利団体への期待が高まるなかで、団体の人材育成や組織づくりなど、重要度は高くとも緊急度の低い課題に取り組むために使途の柔軟な資金を提供したいと考えています。
対象事業:子どもやその家族を取り巻く社会課題の解決に向けて、「みてね基金」が定める「難病・障がい」「教育」「貧困」「出産・子育て」「虐待」の5つの領域で地道に活動を続けている非営利団体が、事業基盤・組織基盤を固め、事業や団体のステージを一段アップさせていくための取り組み対象となる子どもの年齢は主に妊娠・出産前から成人前までを想定、その
家族への支援も対象とする。
1. 申込期限:2023年1月11日(水)※正午
2. 詳細:https://fund.mitene.us/n/ncb084d8e9dd4

【3】イベント・研修のお知らせ
<イベント・研修>
(1)サステナブルの専門家とインタラクティブ対話 第15回 教えてサステナブル先生!温暖化のサンゴへのインパクトを
食い止めるには?
安田仁奈さんに「サンゴの絶滅危機の現状とストップするための日本の役割」について聞こう!みなさんは、1950年代から比べて、地球のサンゴ被度が50%減ったことをご存知ですか?世界の海に生息する50万種の動物のうち3分の1は、サンゴ礁域に暮らしているといわれています。温暖化により、生物の住処とエサを提供しているサンゴはこれからどうなるのでしょう?私たちの食は、どう変わるでしょう?サンゴの研究をリードしておられる安田先生と対話する大チャンスです!
1. 日程:12月10日(土) 10:00?12:00 Zoom開催
2. 参加登録:https://tf1qqmlmo4c.typeform.com/to/QJ2wsmqt

(2) 日本・インド環境ウィークの開催について
日・インド両国環境省ハイレベルによる政策協議、展示会、ビジネスマッチング及びセミナーといった一連のイベントを一体的に開催することにより、環境インフラのトップセールスを図るとともに、日印両国の環境分野のビジネスチャンスを効率的かつ効果的に創出することを図るものです。
1. 日時:2023/1/12(木)~1/31(火)
2. 詳 細:https://www.env.go.jp/press/press_00896.html

(3)ワンフェスユース2022
日本最大級の高校生による国際協力・SDGs・多文化共生フェスティバル『ワン・ワールド・フェスティバル for Youth (ワンフェスユース)2022』
1. 日時:12月18日(日) 9:30~17:00  参加方法:現地参加もしくはオンライン参加
2. 主催:ワン・ワールド・フェスティバル for Youth 2022運営委員会/ 特定非営利活動法人 関西NGO協議会)にプログラム企画で参加します。
3. 詳細:ワンフェスユースURL:https://owf-youth.com/index.html

(4)アジア太平洋地域の少子高齢化を考える-すべての世代の彼女のために-「国連人口基金(UNFPA)」の取り組みをご紹介!
アジア太平洋地域の女性に焦点を当てた写真から、出生前から高齢期までの各ライフステージで人権とジェンダー平等に根差した支援を行うライフサイクルアプローチの重要性をひもときます。
1. 日時:1月18日(水)18時30分から19時30分 Zoomによるオンライン開催
2. 詳細: https://r11.smp.ne.jp/u/No/461605/bgw6165hiJhH_28284/461605_221213009.html

(5)どうなる・どうする?これからの開発協力・ODA  「開発協力大綱」改定に関する政府懇談会 報告書に対する市民社会の見解
本年(2022年)9月、林芳正・外務大臣は、日本の開発協力政策の基本方針を示す「開発協力大綱」について、「時代に即した形で開発協力の在り方をアップデートする」として、その改定を決め、大臣のもとに「開発協力の改定に関する有識者懇談会」を設置しました。12月9日にその成果物として、同懇談会の報告書が林大臣に提出されました。
報道発表「開発協力大綱の改定に関する有識者懇談会」報告書の林外務大臣への提出
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press1_001202.html
開発協力大綱の改定に関する有識者懇談会 報告書
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100432142.pdf
報告書の中で、今後の日本の開発協力の在り方はどう打ち出され、市民社会はどう受け止めたのでしょうか。今後の展望も含め、報告書に対する市民社会の見解を広く発信すべく、イベントを行います。当日は市民社会から選出されて懇談会の委員を務めた稲場雅紀、他、開発協力に関する政策提言や、市民社会と政府の開発協力に関する連携・協力に取り組む市民社会関係者からの発言も予定しています。
1. 日時:2022年12月16日(金)19時~21時 オンライン(ZOOM)
2. 対象:開発協力大綱改定に関心がある皆様(NGO関係者以外の参加も歓迎します)
3. 申し込み:https://us06web.zoom.us/meeting/register/tZIkdeyqqj0iG9QPmQ5It1P2Liy0ik4sW_bn

(6) 3.11ユースサミット
東日本大震災、中越地震、阪神・淡路大震災を経験した若者10名が一堂に集まり、子どものころに感じてきたこと、知って欲しかったことなどをテーマに沿って対話をします。災害時、子どもが考えていたことや感じていたことをどこまでご存知でしょうか。2019年度より開催している3.11ユースダイアログでは、若者から多くのことが語られました。3.11ユースサミットでは語られた言葉から、今、私たちが考えるべきテーマについて、登壇者とともに考える機会とします。

1. 開催日時:2022年12月17日(土)13:00-16:30 オンライン(Zoom)開催
2. 参加対象:災害を経験した若者の声に関心のある方であればどなたでも (50名・先着順)
3. 詳細:http://www.ifc.jp/news/notice/entry-3723.html

(7)「みんなで美味しく楽しく、ライフスタイルシフトにチャレンジ!」 ~エディブル・スクールヤード(学校菜園)の実践から学ぶ~
環境省では、親子が参加する自然体験を通じて、森里川海のつながりと生物多様性、私たちの生活について考えてもらうイベントを実施しています。今回、エディブル・スクールヤード・ジャパンの協力のもと、オンラインイベントを開催します。学校菜園を通して、パーマカ
ルチャーを学び、日々の暮らしの中でできることを参加者と一緒に考えます。
1. 開催日時:令和5年1月14日(土)10時~12時 オンライン
2. 募集人数:親子15組(小学生のお子様とその御家族)
3. 主催:(公社)日本環境教育フォーラム(森里川海係:京極・垂水)
4. 詳細:https://www.env.go.jp/press/press_00850.html

(8)辺野古・軍事強化される琉球弧(南西諸島)の今~現場からの最新報告 奥間政則さん勉強会
復帰50年を迎えた2022年、沖縄では辺野古の新基地建設と南西諸島への自衛隊配備・軍事化が急速に進められています。PARCではこの度、土木工事の専門家の視点から沖縄の基地建設問題にかかわる奥間政則さんをお迎えし、辺野古と軍事強化される琉球弧(南西諸島)の最新状況をお話いただきます。コロナ禍でなかなか現場に赴くことが難しい中、辺野古、そして琉球弧(南西諸島)で何が起こっているか、現場からの最新報告を聞き、私たちにできることを考えていきましょう。
1. 日時:2022年12月20日(火)18:10~20:50 ※開場18:00
2. 於:会場&Zoomによるオンライン方式
3. 申し込み方法:https://www.parcfs.org/store/products/okinawa20221220

(9)3 Days to Act on your Social Impact Social Impact Day 2023 新しい社会経済のかたちー「インパクト・エコノミー」の社会実装―
日本では2021年に政権が変わり、政府が打ち出す「新しい資本主義」の中にインパクトの観点が組み込まれました。またグローバルにおいてもインパクトに対する機運が高まる中、2023年日本が議長国となるG7サミット (主要国首脳会議)でサステナブルな社会に向けた具体的方策について議論される可能性がある等、社会全体がインパクト志向になりつつあります今回のSocialImpact Dayにおいては、インパクト・エコノミーを築くために社会基盤として何が整備されつつあり、何が必要とされているのか、国内外の動向を把握し、またその実践を担う組織、個人に焦点を当てることでインパクト志向に向かう社会全体の動きについて議論を深めます。基調講演に登壇するインパクト投資をグローバルで牽引するGSG会長のロナルド・コーエン卿をはじめ、多数の登壇者を迎え、3日間にわたり15以上のオンラインセッションを開催する予定です。多くの方々のご参加を心よりお待ちしております。
1. 日時(日本時間):【Day1】2023年2月1日(水) 8:40-18:20、【Day2】2023年2月2日(木) 9:00-18:20、
【Day3】2023年2月3日(金) 9:00-12:00 オンライン(zoomウェビナー)
2. 各日程のタイムテーブルはこちら:https://social-impact-day-2023.simi.or.jp/#top-timetable
3. お申し込み:https://social-impact-day-2023.peatix.com

【4】報告書
(1)Malaria No More Japanより「世界マラリア報告書2022」のご案内
Malaria No More CEOのマーティン・エドルンドからは「私たちは、マラリア対策が、世界中の脆弱な人々の命を救い、生活を向上させるための最も費用対効果の高い方法であると考えます。今こそ、米国のリーダーシップと世界的な取り組みを倍加させるべき時です。私たちはバイデン政権と米国議会に対し、米国大統領のマラリア対策への拠出を引き続き増やし、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)に今後3年間、年間20億ドルを資金提供するという公約の確実な履行を求めます。これは、有効性と高い投資収益率を実証しているプログラムであり、蚊に刺されて死ぬ子どもがゼロになる未来のための重要なプログラムなの
です」とのメッセージが寄せられています。
1. 詳細:https://www.who.int/teams/global-malaria-programme/reports/world-malaria-report-2022
2. Malaria No More の声明:https://malarianomore.jp/archives/13261

(2)国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)、京都議定書第17回締約国会合(CMP17)及びパリ協定
第4回締約国会合(CMA4)の結果についてエジプト・アラブ共和国(シャルム・エル・シェイク)で令和4年11月6日(日)から同年11月20日(日)にかけて開催された、国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)、京都議定書第17回締約国会合(CMP17)、パリ協定第4回締約国会合(CMA4)の結果についてお知らせいたします。
1. 日時:令和4年11月6日(日)から同年11月20日(日)
2. 詳 細:https://www.env.go.jp/press/press_00859.html

(3)有識者懇談会、「開発協力大綱改定に関する報告書」を林外務大臣に提出‐NGOが記者会見で警鐘(12/9)
外務省は2022年9月9日、2015年に策定した政府開発援助(ODA)の基本方針を示す「開発協力大綱」を改定すると発表し、検討のために8人からなる「有識者懇談会」(座長:中西寛・京都大学大学院法学研究科教授)を設置し、9月から11月にかけて4回の会合が開かれました。「有識者懇談会」は12月9日、議論をまとめた報告書を林外務大臣に手渡しました。報告書は、
「外交上の重要なツールである開発協力の効果的な実施、特に ODA の戦略的活用が求められる」と述べ、「レアメタルや医療品等の戦略物資を含むサプライチェーンの強靭化、開発途上国の経済的自律性の向上を含む経済安全保障に資する協力を推進」していくことなどを提言しています。報告書提出を受けて、「有識者懇談会」に市民の立場から委員として参加した稲場雅紀さん(アフリカ日本協議会共同代表)や、NGO・外務省定期協議会など市民社会組織が同日記者会見を開き、「報告書は開発協力を『外交のツール』として短期的な外交政策に使いまわし、ODAの非軍事原則の看板を残しながらも、途上国の軍や軍関係者への支援強化を求めている」ことに警鐘をならしました。報告書はまた、開発協力のパートナーであるはずの市民社会との連携が軽んじられていると批判しました。
詳細:https://www.hurights.or.jp/archives/newsinbrief-ja/section4/2022/12/ngo129.html

◆編集後記:
2022年11月20日に開催したESDカフェは長崎県対馬市に生息する絶滅危惧種であるツシマヤマネコをテーマに、ツシマヤマネコと人が共存するために、私たちが出来る事を考えるオンラインセミナー&ワークショップを実施しました。実施報告、講師の発表資料はこちらからご覧いただけます。何かと気忙しい時期かと存じますが、体調を崩さぬよう、どうぞご自愛ください !
■リンク:https://www.esd-j.org/news/13226

◆ESD-Jで配信したメルマガのバックナンバー◆ https://www.esd-j.org/others/6909
◆ESDイベントカレンダーのリンク◆ https://www.esd-j.org/activity/eventcal

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