発行元:持続可能な開発のための教育推進会議(ESD-J)
発行日:原則毎週(木) / 配信先 190件
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ESD-J会員の皆様
いつもお世話になっております。さて、今週のメルマガ配信です。
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<目次>
【1】 【参加者募集12/10】ESD推進ネットワーク全国フォーラム2022 実践的・包括的なSDGs人材育成を目指して ~気候変動教育からはじめよう~
【2】 助成金・アワードのお知らせ
【3】 イベント・研修のお知らせ
【4】 どうなる・どうする?これからの開発協力・ODA~「開発協力大綱」改定に関する政府懇談会・報告書に対する市民社会の見解~
【編集後記】事務局より
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【1】【参加者募集】ESD推進ネットワーク全国フォーラム2022 実践的・包括的なSDGs人材育成を目指して ~気候変動教育からはじめよう~
ESD推進ネットワーク全国フォーラムは、ESD推進ネットワークの主たるステークホルダーが一堂に集いESDに関する最新の国際動向、国内動向、ネットワーク形成の状況を共有するとともに、全国各地の実践事例を学ぶ機会として開催しています。今回は、地域における気候変動対策を出発点としつつ、地域課題の総合的かつ包括的な解決を目指す実践人材育成に取り組む事例を共有し、気候変動対策を基軸として進めるESDのあり方について意見交換します。「 SDGs達成の鍵」とされているESDに関わる学校・団体・企業など、全国各地から多くの方々のご参加をお待ちしています。
1. 日時:2022年12月10日(土)12:30~17:00
2. 開催:ハイブリッド形式(東京会場+オンライン[ZOOMウェビナー])
3. 詳細:https://esdcenter.jp/hottopics/zenkoku-forum2022/
【2】助成金・アワードのお知らせ
<助成金>
(1)日本フィランソロピック財団 第 2 回「青少年の自己探求支援基金」
世界・日本の将来を担う世代の健全な成長と活躍を促すためには、自分を知り、相手の価値観、地球上の多様な価値観を理解、共有、共感できる人を育てていく必要があります。そのためには、現在のことだけでなく、過去からの学びも深め、未来への飛躍を支える思考の土台を作ること、日本人に必要なリベラルアーツの重要な一端としての「自分自身を知る、そのために自分の国自体を知る」が大切です。受け身で「聞く・見る」、単に「検索して解決する」ということではなく、「適切なものを読む」、「自分の考えを述べる」、「他人の考えを傾聴する」というプロセスを含む学びが必要となりますが、残念ながら、今日の公教育や、進学目的の塾教育では限界があります。そこで、「自分を知る」ことを重視している教育事業に対して助成を行う為、「青少年の自己探求支援基金」は日本フィランソロピック財団が寄附者のおもいを受けて設立しました。
1. 応募・申請期間:2023 年 1 月 13 日 (金)
2. 詳細:https://np-foundation.or.jp/information/media/jikotankyushien_vol2_youkou.pdf
(2)日本たばこ産業株式会社「SDGs 貢献プロジェクト」
「格差是正」、「災害分野」、「環境保全」のいずれかの分野で、日本国内で実施する包摂的かつ持続可能な地域社会の発展に貢献する事業を対象とします。
「格差是正」:人と人もしくは地域間で生じる水準の差異の是正につながる事業
「災害分野」:災害発生地域における支援及び将来の災害に備えた減災・防災につながる事業
「環境保全」:様々な天然資源の維持につながる事業
1. 詳細:https://www.philanthropy.or.jp/jt/doc/guideline_20210401.pdf
2. 応募・申請期間年 2 回、以下の期間に受け付けます。
2022 年 6 月 1 日 (水) ~ 2022 年 6 月 30 日 (木)
2022 年 12 月 1 日 (木) ~ 2022 年 12 月 31 日 (土)
(3)日本 NPO センター「タケダ・女性のライフサポート 助成プログラム」
下記の取り組みのいずれか、もしくは複数に該当する事業を助成対象とします。①シングルマザーの自立支援や子どもの支援に取り組む事業、②女性に対する暴力等の未然防止や保護、自立支援に取り組む事業、③他団体との連携により社会的問題を抱える女性及び子どもの課題解決に取り組む事業、④その他、生きづらさを抱える女性への取り組みとして認められる事業
1. 詳細:https://jnpoc.ne.jp/womens-life-support/wp-content/uploads/2022/11/takedajosei_shinki_v2.pdf
2. 応募・申請期間:2022 年 12 月 20 日 (火)
(4)柴田義男 千惠子基金(第2回)2022年度 (実施団体:公益推進協会)
この助成事業は日成化成株式会社の寄付を活用して、子どもの健全育成に資する事業をサポートするものであります。
経済的困難を抱えた子どもやその家族を支援対象とする団体に助成を行い、活力あふれ個性豊かな子どもたちの未来を明るいものにするための支援を行います。
1. 対象 1.経済的に困難な状況下におかれた子どもやその家庭へのサポート事業であること、2.上記内容の事業を行う団体を設立してから3年以上経過している団体(2023年2月末時点)、3.営利を目的としない事業を行う団体であること(法人格の有無は問わない)
2. 募集時期:2023年2月15日(郵送必着でお願いします)
3. 関連URL:https://kosuikyo.com/
(5)2022年度 公益財団法人ノエビアグリーン財団 助成事業
【助成の趣旨】児童、青少年の健全な育成や、スポーツの発展、普及に寄与。
【応募資格】【団体】児童、青少年の健全育成の向上を目的とした体験活動、およびスポーツの振興に関する事業を積極的に行い、または奨励している団体
1. 募集時期:2022年12月1日~2023年2月28日
2. 関連URL:http://www.noevirgreen.or.jp/grants/index.htm
【3】イベント・研修のお知らせ
<イベント・研修>
(1)番組名:「国際共同制作 次のパンデミックを防げ! ウイルスハンターたちの闘い」
フランスとの国際共同制作で、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南米、北米、そして日本の現場を駆け巡る「ウイルスハンター」に密着しました。なかなか立ち入れない、ケニアのウェットマーケット(野生動物売買の市場)など衝撃的な映像も登場します。実は、パンデミックと地球環境の破壊は、密接に関わっています。人間の健康、動物の健康、地球の健康の3つを共に守る「ワンヘルス」の考え方に大きな注目が集まっているのです。気候変動が加速すると感染症の発生リスクも高まります。今、世界の最前線で何が起きているのか?そして、私たちにできることは何か?ぜひご覧いただけますと幸いです。
1. 放送予定:12月11日(日)BS1 19:00-19:50 20:00-21:50 (100分)
2. 詳細:https://www.nhk.jp/p/ts/NGPXQVLVXX/
3. 出演:デニス・キャロル (元アメリカ国際開発局 新興感染症室長)、ジャン・フランソワ・ゲガン (フランス国立農学研究所 生態疫学者)、シャロン・ディーム (セントルイス動物園 獣医学・疫学者)、河岡義裕 (東京大学医科学研究所特任教授)、五箇公一 (国立環境研究所室長)、坪田敏男 (北海道大学獣医学部教授)ほか
(2)【世界人権セミナー】フィリピンにおける人権侵害は、いま ~ コロナ禍、選挙、開発の現場を歩いてフィリピンは長年にわたり深刻な人権問題が指摘されてきました。ドゥテルテ前政権は、「麻薬戦争」の下で子どもを含む数万人の市民を超法規的に殺害したとされ、国際刑事裁判所(ICC)は「人道に対する罪」の疑いがあると見ています。また歴代政権下でも、人権や環境問題に取り組む活動家やジャーナリスト、弁護士などが数百名以上、殺害されてきました。国際NGOグローバル・ウィットネスによると、この10年間に開発の悪影響から生活を守ろうと声を上げた先住民族や住民が超法規的殺害の犠牲となった数は、フィリピンが世界で3番目、アジアでは最多となっています。報告者らは過去2年間、世界人権デー(12月10日)にあたり、ドゥテルテ政権下における超法規的殺害の犠牲者の遺族や友人をスピーカーにお招きし、現場の声を伝える機会を設けてきました。今回のセミナーでは、それぞれがフィリピンに行って見聞きしてきたことをもとに、コロナ禍や選挙期間中の状況等について報告します。また、フィリピンの深刻な人権侵害に対する国連の取り組みの最新情報を伝えます。
1. 日時: 2022年12月22日(木)19:00~20:30 zoomを使います。
2. 申込フォーム:https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_Dj8f9phfRR-rcEqcjpFW8A
(3)地球の木講座2022 多様な背景をもつ人びとと「共に生きる」社会をつくるために
「多文化共生」という前に、外国人労働者や移住者の現状について知り、人権の視点から私たちにできることを考えてみませんか?
1. 日時:2023年 1月 14日 (土) 14-16時 (開場 13:30)
2. 会場:生活クラブ オルタナティブ生活館 スペースオルタ
3. 講師:鈴木 絵理子さん
4. お申込み:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfIl2PXDCRmu9Ce07Z85oC91jHojH-tgb5ZrmWxFsQojBdnIg/viewform
(4)諌早 「二ホンウナギとともに拓く未来へ」シンポジウム
企画の趣旨 昨年10月に諫早市で開催された第1回森里海を結ぶフォーラム「絶滅危惧種円卓会議」において、多くの野生生物の絶滅の危機は、いのちの循環の基盤である森里海のつながりが崩れつつあることの反映との共通認識に至りました。それは私たち人間の未来を映す鏡のような存在であると言えます。諫早市の真ん中を流れる本明川やその河口域におけるニホンウナギの本格的な調査を行い、再び本明川にニホンウナギを復活させる道について、地元の小中高生・大学生な・多様な市民が知恵を出し合い、可能な方法を試みる扉を開く 「ウナギシンポジウム」 を、全国のその道の研究者や有明海周辺で活躍する高校生の協力を得て企画しました。
1. 日時:2022年12月10日(土)13時~17時
2. 場所:鎮西学院大学西山ホール
3. このシンポジウムは、以下の要領で、オンライン配信いたします。
https://us02web.zoom.us/j/85213560437?pwd=RnBGcnRvSVM0Ti9mYVN3M3pKd2tPdz09
ミーティングID: 852 1356 0437、パスコード: 169484
(5) 2022年度近畿ESDコンソーシアム成果発表会・実践交流会
1. 開催日時:2022 年 12 月 25 日(日)9:50~17:20、12 月 26 日(月)9:00~13:00
2. 方式:ハイブリッド方式
3. 会場:奈良教育大学本部・大会議室等
4. 詳細: https://www.nara-edu.ac.jp/ESDC/esd_sdgs/2022_esd.html
(6) 【活動説明会】カンボジアの貧困家庭出身の女性が抱える課題とその解決に向けてできること?SALASUSU活動説明会?
都市部では著しい経済成長を遂げるカンボジア。一方で、農村の貧困家庭出身の人々の暮らしは引き続き苦しいままです。その環境による教育格差は非常に大きく、特に貧しい農村の女性たちはなかなか負の連鎖から抜け出せないという現状も。そんな課題を深く見ていくと、その背景にはカンボジアのこれまでの歴史との関係や、実は日本で起こっている問題との共通点もあります。このイベントでは、農村の女性たちの近くで働く後藤から、現地の今の様子をお伝えします。 カンボジアに3年以上駐在し、最貧困層出身女性の雇用やケア、トレーニングに携わる後藤。常に女性たちの側で活動を続けてきた経験から、カンボジアの農村・都市が抱える課題や、それをどのようにSALASUSUとして解決しようとしているか、皆さまが初めの一歩としてできることまで、じっくりお話しできればと思っています。
1. 日時:2022年12月26日(月) 20:00?21:00 オンライン
2. 申込み:https://forms.gle/Ffckfpzsy9MgxD23A
(7)オンラインイベント「日本で報道されたアフリカ関連ニュースを通して2022年を振り返ろう」(主催:アフリカ日本協議会(AJF))
アフリカ日本協議会では現在、7名の「アフリカのニュース収集・分析インターン」が活躍し、日本語で報道されたアフリカ諸国に関連するニュースを集計して立命館大学生存学研究所の「アフリカ」ページに掲載しています。毎月500本以上のニュースがアーカイブされています。今年の交流会では、そんな膨大なニュースの中から、インターンの皆さんに「私の気になったニュース5選」を発表してもらいます。日本ではどのような報道があり、どんなニュースがインターン生の心に残ったのでしょうか?ぜひ、一緒に1年分のアフリカ関連ニュースを通して、アフリカに関する日本の報道、アフリカと日本の市民交流など、多彩なテーマを議論し、2022年を振り返りましょう。
1. 日時:2022年12月18日(日)午後7時~8時30分 オンライン
2. 参加対象者:どなたでも
3. 申込:https://forms.gle/u5pFaKEbawt4KA128
(8)第13回チャイルドライツ・カフェ「モンテッソーリ教育からみる子どもの権利の尊重とおとなの役割」
13回目となる今回のチャイルドライツ・カフェでは、国際モンテッソーリ協会公認講師で、幼稚園や保育園でのお話会やカフェでの子育て相談、翻訳・出版など、様々な活動を通じてモンテッソーリのメッセージを伝えられている深津高子さんを講師にお招きし、「モンテッソーリ教育からみる子どもの権利の尊重とおとなの役割」をテーマにお話しいただきます。モンテッソーリ教育では、「子どもの権利」をどのように考えているのでしょうか。また、子ども達の年齢や環境に応じて、おとな達はどのような関わり方ができるのでしょうか。モンテッソーリ教育の本質のお話を伺うことで、子ども達の権利が尊重される社会を築くためのヒントをみつけましょう。
1. 日時:2022/12/16(金)20時~21時30分 オンライン
2. 主催:認定NPO法人国際子ども権利センター(シーライツ)
3. 申し込み:https://forms.gle/pUkQr4menYUnPtGk6
(9)若者と平和について考える「核兵器のない世界は夢じゃない~最初の一歩を私たちでつくろう~」
認定NPO法人WE21ジャパンは、2022年2月に「戦争被爆国日本の役割を考える 核兵器廃絶を目指してー行動する若者からの提言ー」と題し、核兵器をめぐる問題について、唯一の被爆国としての日本の立場と、この状況に立ち上がった学生たちの取り組みについて話し、意見を交換する学習会を開催しました。今年度も引き続き「核兵器と平和」について取り上げ、問題の基礎部分を改めて学び、問題に対し自ら行動している若者の姿から、自分自身の暮らす社会の「平和」を守るために何ができるかを一緒に考えるため、平和政策講座を開催します。
1. 日時:2023年1月9日(月・祝) 13:30-15:30
2. お申し込み:https://peatix.com/event/3409702
3. 会場:1)横浜市青少年育成センター、2)オンライン会場(Youtube Live配信)
* 本講座は実会場とオンライン会場の併用開催です。
(10) 【プラン・ラウンジ12月】「上映会&交流会」~映像から知る、途上国の生活~
(主催:公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン)
2022年最後となる12月の「プラン・ラウンジ」は、プランの活動国で制作された映像上映会を開催します。数ある映像のなかからセレクトした数本をご覧いただきます。途上国が抱える課題、特に女の子たちが直面している問題やその解決のための取り組みを映像でご紹介します。上映後には職員による解説のほか、参加者の皆さまとの交流の時間も設ける予定です。
1. 日時:2022年12月17日(土)11:00~12:10 Zoom(ズーム)による
2. 配信定員:30名
3. 参加費:無料(通信にかかる費用はご負担ください)
https://www.plan-international.jp/news/event/20221130_34677/
(11)CBD COP15でWWFでは、ネットゼロや民間ファイナンスに関する4つのイベントをシリーズで開催します。
ハイレベルイベント並びにLivestreamも一部あるので是非どうぞ。
WWFのサイトはこちらです。
https://wwf.panda.org/discover/our_focus/finance/?7144466/COP15-Finance-Events
1.金融の流れと自然との調和/ Aligning Financial Flows with Nature
12月12日 13:30-14:30 EST, (12月13日3:30-4:30am JST)
ネイチャー・ポジティブ経済のための資金調達のソリューションとツール。NatureFinanceとの共同開催。https://www.naturepositive.org/cop15schedule#72-aligning-financial-flows-with-nature-nature-finance-wwf
2.自然と気候の統合による民間金融の活性化/ Integrating Nature & Climate Frameworks to Unlock Private Finance
12月14日 12:00-13:00 EST (12月15日2:00-3:00 am JST)
民間セクターのネットゼロへの移行を通じた政策の中で、民間金融による自然への配慮を検討
https://www.naturepositive.org/cop15schedule#51-integrating-nature-and-climate-frameworks-to-unlock-private-finance-wwf-uk
3.金融で自然を語る/ When Finance Talks Nature
12月14日13:30-14:30 EST, (12月15日3:30-4:30am JST)
自然関連投資とリスク管理のフレームワークのストックテイクを行い、タクソノミーに基づく投資と将来を見据えた
金融リスク管理フレームワークのためのシナリオ分析に焦点を当てる。
https://www.naturepositive.org/cop15livestream
4.生態文明のための金融フローの調整 -モメンタムの加速にむけて/Aligning Financial Flows for an Ecological Civilization – how to speed up momentum
12月16日 18:15-19:15 EST (12月17日8:15-9:15 am JST)
公式サイドイベント2, 512F
CBDのCOP交渉に焦点を当てたハイレベルイベント。https://www.cbd.int/side-events/5107
【4】【記者会見】どうなる・どうする?これからの開発協力・ODA~「開発協力大綱」改定に関する政府懇談会・報告書に対する市民社会の見解~
◆日時:2022年12月9日(金)16:30-17:30
本年(2022年)9月、林芳正・外務大臣は、日本の開発協力政策の基本方針を示す「開発協力大綱」の改定を決め、大臣のもとに「開発協力の改定に関する有識者懇談会」 を設置しました。懇談会は学識者3名、経済界3名、市民社会・国際機関関係者各1名、合計8名の委員で構成され、これまで4回の会合を行ったうえ、12月9日にその成果物として、同懇談会の報告書が林大臣に提出される予定です。
◎途上国の開発や人道支援に取り組むNGOをはじめ市民社会は、政府と協力して途上国の現場での開発協力や人道支援の取組や、政策対話などを積み重ねてきました。しかし、日本では他の先進国に比して、NGOと政府の協力関係は十分に発展していません。また、世界的な安全保
障環境の悪化の中で、今回の大綱改定では、「開発協力を外交のツールとする」ことが強く打ち出されています。
市民社会は、途上国の持続可能な開発や貧困削減など、開発協力の本来の意義が失われること、また、開発協力は軍事と一線を画すという「非軍事原則」が実質上緩和されかねないことを市民社会として強く懸念し、有識者懇談会において、政府・外務省に対して、以下の主張を展開してきました。
<市民社会の主張>
1. 開発協力における市民社会と政府の対話と連携を強化し、NGOを通じたODA実施率を拡大すべき。
2. 開発協力を安易に外交や経済振興のツールとするのでなく、開発途上地域の持続可能な開発や貧困・格差の解消という本来の目的を追求すべき。
3. 現行の大綱の「非軍事原則」を徹底し、軍や軍関係者への支援や、紛争の助長を回避すべき。
4. 開発の影響を受ける人々の人権を損ねないよう、環境・人権アプローチを開発協力の中心に据え、環境・社会配慮を徹底し、
5. 当事者の意見を反映させる仕組みや資金配分を導入すべき。
◎12月9日に記者会見が行われますので、是非メディア等でチェックしていただけると幸いです。
◆編集後記: 「ポストSDGsを見すえて、組織が協力して事業化を考える作戦会議」
環境教育、ESD、災害教育、自然学校、サステナブル・ツーリズムなど、それぞれ専門力とネットワークを持つESD-JとエコセンとRQとJEEFで、協働して事業
化をはかれないかを検討しています。その作戦会議を清里ミーティングの中で公開WSとして実施します。是非ご参加ください!
○実施日時:12月10日 20:00-21:30 Zoomオンライン開催
○詳細・お申し込み:https://www.jeef.or.jp/activities/kiyosato/
◆ESD-Jで配信したメルマガのバックナンバー◆ https://www.esd-j.org/others/6909
◆ESDイベントカレンダーのリンク◆ https://www.esd-j.org/activity/eventcal
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