ESD-J会員の方は、皆様の活動事例を、1日目の分科会にて約20分程度
紹介していただくことができます。
発表の詳細は受付後、追ってご案内しますので、
まずは希望の有無のみお知らせください。
ミーティングへの参加費用以外、別途費用は発生しません。
分科会:ESD 事例発表 タイムスケジュール&部屋割り表
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時間(予定) 会場 |
17:00〜17:20 |
17:25〜17:45 |
17:50〜18:10 事例発表15のみ18:20まで |
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2階 7201
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分科会事例発表1 東京学芸大学 「多摩川エコモーション〜持続可能な社会づくりのための環境学習活動」について 東京学芸大学 多摩川エコモーション 二ノ宮リム さち(環境学習推進専門研究員)・遠藤 友章(学生企画委員) |
分科会事例発表6 愛媛大学 瀬戸内の山〜里〜海〜人をつなげる環境ESD 愛媛大学 瀬戸内環境ESD |
分科会事例発表11 岩手大学 学びの銀河プロジェクト――岩手大学におけるESDの取り組み 岩手大学ESD推進委員会 |
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2階 7202 |
分科会事例発表2 参画型ESDプログラム『地球市民こどもアカデミア』のつくり方 『地球市民こどもアカデミア』+(有)グレイスアカデミーESD事業部 |
分科会事例発表7 「三井物産による在日ブラジル人子弟教育支援の試み」 (株)三井物産戦略研究所/三井物産(株)CSR推進部 新谷大輔
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分科会事例発表12 いま、ESDに求められる視座:環太平洋地域ESD国際会議からの問いかけ 日本ホリスティック教育協会 担当:永田佳之 |
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2階 7203 |
分科会事例発表3 ESDで見えてくるGeneration Love 〜中学校の英語の授業で試みた環境・人権・平和教育の視点〜 斉藤守央(さいたま市立南浦和中学校) |
分科会事例発表8 『地球温暖化防止学習プログラム 五感体験・ネイチャーゲーム』 社団法人日本ネイチャーゲーム協会 渡辺峰生 |
分科会事例発表13 ‘コミュニティを創るのは私たち’米国環境教育プログラム'Places We Live'の小学校総合学習への適用 梅村松秀 (ERIC国際理解教育センター) |
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3階 7301 |
分科会事例発表4 国頭村におけるESDの可能性 NPO法人国頭ツーリズム協会代表理事 山川安雄 |
分科会事例発表9 県域・広域でのESDの進め方「ESDですすめる−持続可能なつながりをつくろう」 持続可能な開発のための教育の10年さいたま 代表 長岡素彦 |
分科会事例発表14 とよたESD分野連携ワークショップ 分野を超えて、新・プログラムを作ってみよう! とよたESDワークショップ実行委員会 小泉達也 |
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3階 7302 |
分科会事例発表5 ESDと文化の繋がり (財)ユネスコ・アジア文化センター(ACCU) |
分科会事例発表10 実践から見るESDの課題と今後の展開に向けた考察 廣野 良吉(成蹊大学) |
分科会事例発表15 岡山におけるESDの取り組み 岡山ESDプロジェクト(岡山市・岡山ESD推進協議会) 岡山大学ユネスコチェア 岡山ユネスコ協会・岡山市京山地区ESD推進協議会 |
東京学芸大学「多摩川エコモーション
〜持続可能な社会づくりのための環境学習活動」について
東京学芸大学 多摩川エコモーション
二ノ宮リム さち(環境学習推進専門研究員)・遠藤 友章(学生企画委員)
東京学芸大学では、平成17年から「持続可能な社会づくりのための環境学習活動〜多摩川バイオリージョンにおけるエコミュージアムの展開〜」をテーマに教育プロジェクトを展開しています。「多摩川エコモーション」と名付けたこのプロジェクトでは、学芸大生が地域の人たちと協力しながら、地域課題の学習活動を行なうなかで、将来の環境学習を担う人材を育成するとともに、地域で環境学習を推進する教材やネットワークを創り出すことを目指しています。これにより、環境保全や地域活性化を通じた持続的な社会づくりに貢献するのがねらいです。
今回は、プロジェクトの中で展開している学内授業や講演会等のイベント、学生による自主企画事業について紹介します。授業では、探求学習を通じた地域資源の発掘と、それをもとにした地域活性化や環境学習支援に取り組んでいます。また、講演会やスタディーツアーなどを開催し、地域の方々と学芸大生が一緒に学べる場づくりを行っています。さらに、学芸大生の自由なアイディアによる活動の中から優れたものを支援し、持続的な社会づくりに向けた自主活動を促しています。
今後の展開に向け、皆さまからのご意見、アイディアをお待ちしています。
愛媛大学 瀬戸内の山〜里〜海〜人をつなげる環境ESD
愛媛大学 瀬戸内環境ESD
本取組は、文部科学省のH18年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」に採択されてスタートしました(H20年度末まで)。
人間社会から自然環境,地域から地球規模にまたがる広い実践体系を包括する環境教育を展開するのに、必要な要素を兼ね備えている瀬戸内の多様な自然環境,歴史,文化と人材を生かし,山〜里〜海〜人が空間的にも時間的にも「つながる」活動を通じて、持続可能な社会づくりを担うことのできる環境教育指導者の育成を目標としています。
カリキュラムは,共通教育(旧・教養部)の1〜2年生と社会人聴講生を対象の「環境ESD基礎」「環境ESD指導者養成講座I・II」で、環境教育の理論や地域から地球規模の環境・経済・社会問題を学ぶことのできる講義と,フィールド調査や公開講座を実施し、修了生には「愛媛大学環境ESD指導者資格」を認定します。また「指導者養成講座」の修了生は「指導者演習I・II」としてNPOや社会教育施設でのインターンシップを行なっています。社会人聴講生の受け入れと合わせて, NPOとの連携によるカリキュラムの運営体制をとることで,大学と地域が相互に学びあうこのできる仕組みを設けています。
学びの銀河プロジェクト――岩手大学におけるESDの取り組み
岩手大学ESD推進委員会
岩手大学は、文部科学省現代GP採択事業として「持続可能な社会のための教養教育の再構築『学びの銀河』プロジェクト」を、2006年度より実施しています。学部・学年をこえて、ESDに関連する教育プログラムを展開することが特徴です。これまで、(1)ESDの多様な内容を学生が意識し、自ら学習できるようにするための「ESD関連科目のラベリング」、(2)地域のNPOや自治体・企業と協力して設ける新しい「ESD科目の開発」、(3)学生・市民にESDへの関心を喚起するための「ESD銀河セミナー」の開催(これまでに12回)、(4)東アジア(韓国・中国・タイ・カンボジア)の大学との連携の試み「国際シンポジウム」(2007年8月〜9月)、(5)現代GPに採択された全国の高等教育機関16校の議論の場「HESDフォーラム」(07年12月)をおこなってきました。今後は、岩手県の幼稚園・小中高校・高専・大学・教育委員会等、地域の教育機関が公私をこえてESDに継続的に取り組んでいく「幼小中高大ESDサミット」を開催(08年7月)する予定です。これらの取り組みの中で明らかになってきた課題について報告します。
参画型ESDプログラム『地球市民こどもアカデミア』のつくり方
『地球市民こどもアカデミア』+(有)グレイスアカデミーESD事業部
2007年1-12月に、幼児を中心にした子ども25名と大人35名が集まって、『地球市民こどもアカデミア』という参画型ESDプログラムを企画・実践しました。この事例を「つくり方」とともにご紹介したいと思います。メンバー全員が企画者であり参加者、参加者数は各回約30名、参加費は各回実費、会場は各回お楽しみ…。1-4月を準備期間とし、5-10月に9回の本活動(日帰り7回、宿泊2回)を実施し、10-12月に記録集をまとめて1年目を修了しました。本活動では、海や山に行ったり、ピザを焼いたり…、その中で、お互いの気もち、つながり、五感で感じることを大切にし、みんなで成長しました。2008年も継続し、現在準備期間を楽しんでいます。人も技?!もプログラムも資金も施設も備品も、あるものを最大限活用し、自分たちでできる活動を行っています。ESDのプロでなくても、ポイントを押さえればプログラムを実践でき、人が集まれば何かできます。さらに研究として取り組み、この事例をベースに参画型ESDプログラムの効果を上げる要素を、「4つの経験と学び」「システム・マネジメントの7つのポイント」などにまとめました。ESD活動の一例として発表いたします。
「三井物産による在日ブラジル人子弟教育支援の試み」
(株)三井物産戦略研究所/三井物産(株)CSR推進部 新谷大輔
日本には多くのブラジル人が主に製造業の工場で働いており、06年末で約30万人強の人々が暮らしている。その数は在日外国人登録者数全体の約15%にも上る。もはや、日本の製造業にとり、彼らの存在は欠かせなくなっている。
実はそこで問題となっているのが、彼らの子弟をとりまく環境である。というのも、親とともに来日した子どもたちは日本語力不足から日本の公立学校に入ってもなじめず、不就学や非行につながることがあり、それが社会問題となっている。また在日ブラジル人学校も設立されているが、多くは個人運営で、日本の制度上の学校ではないため資金援助もなく、教育機材や設備が不十分な状況である。そこで、三井物産はビジネスを通じて関係の深いブラジルと日本のパートナーシップを構築するためには、こうした身近な社会問題の解決に向けた取組みも重要であると考え、在日ブラジル人学校への支援、ブラジル人支援のNPOへの援助、東京外国語大学と連携した在日ブラジル人児童向け補助教材制作等の活動を2005年より開始している。
こうした活動は教育を受ける機会を与え、さらに日本の地域社会との関係構築に寄与するものとして、ソーシャル・インクルージョンとしての活動と考えている。
いま、ESDに求められる視座:
環太平洋地域ESD国際会議からの問いかけ
日本ホリスティック教育協会(担当:永田佳之)
日本ホリスティック教育協会とユネスコ・アジア文化センターは、「持続可能な開発のための教育へのホリスティック・アプローチ:「つながり」の再構築に向けた国際ワークショップ及びシンポジウム」を2007年夏に開催しました。
現在、グローバリゼーションの波が強い影響を及ぼす中で、人間の健全な発達にとってふさわしい開発のあり方が問われています。このことを考える際に重要なのは、失われた「つながり」に対しての社会経済的な視点のみならず、文化的精神的な視点。前者を人間と社会との水平的な広がりであるとすると、後者は文化のルーツや精神性との垂直的な深まりと捉えることができます。ホリスティックなアプローチとは、この両者を視野に入れつつ、ESDを深化させていこうとするものです。
上の国際会議では、ブータン、韓国、インド、豪州、ロシア、米国(ナバホ)、ニュージーランド等の環太平洋諸国から、文化の智恵に深く根ざしながら、それを未来へ向けて現代の教育に活かそうとしている実践家や理論家が集まり、ESDのコアは何かについて探求しました。発表では、この国際事業で見出された知見などを、皆さんと共に分かち合いたいと思います。
ESDで見えてくるGeneration Love
〜中学校の英語の授業で試みた環境・人権・平和教育の視点〜
斉藤守央(さいたま市南浦和中学校)
ESDに学ぶべき多くの視点と関連が深い題材では、セヴァン・スズキ氏の「伝説のスピーチ」が導入編としてよく紹介される。現行の教科書には、中学3年生用に3社より、高校1年生用の「英語T」に6社より掲載されている。中でも1社が、12歳の時の‘Change the World’と題した「伝説のスピーチ」の文章と併せて、15年経て「ハチドリツアー2007」で‘Be the Change’と題した活動報告を著した文章を掲載している点は、特筆できる。講演の中でスズキ氏は、ご自身が若い母親世代に入り、「地球環境保護には世代間を越える愛(Generation Love)が欠かせない」と熱く語る。
上記のような内容を交えて、英語の授業で題材の音読指導を進めると、情感豊かに音読をしようとする生徒が多かった。今回は、まだ始めたばかりですが、この取り組みを報告致します。主な点として、@教科書での位置づけ、Aシラバス(年間指導計画)作り、B予算(講演会・校外学習)、C新学習指導要項の改訂案から読み取れること、D道徳の時間との関連等を話題にすることができれば幸いに思います。
『地球温暖化防止学習プログラム 五感体験・ネイチャーゲーム』
社団法人日本ネイチャーゲーム協会 渡辺峰生
2008年8月に北海道洞爺湖で開催されるサミットの主要議題として取り上げられる「地球温暖化防止」は、現在、社会の最重要課題のひとつとされ、全世界的な問題として多様な分野でさまざまな取り組みが行われています。この社会的テーマに全国規模の環境教育団体として、どのような貢献ができるのか。その具体的な方法として、温暖化に関する知識や温暖化防止につながる先人の知恵(風鈴、打ち水など)と、従来のネイチャーゲームを組み合わせて開発したプログラムが 『地球温暖化防止学習プログラム 五感体験・ネイチャーゲーム』です。
このプログラムは"知識"を"伝える"ことに主眼が置かれることが多かったこれまでの地球温暖化防止プログラムに、感性をベースとしたネイチャーゲームを加えることで、よりリアルに、より効果的に学習を進め、個々の行動へと導けるのではないか。知識で伝えられない層にも伝えることが可能なのではないか。そうした観点にたち開発を進めています。地球温暖化をストップさせるためのもっとも重要な「国民一人一人の意識と行動の変化」に貢献できるプログラムとしてより充実した内容にしていきたいと日本協会では考えています。
‘コミュニティを創るのは私たち’
米国環境教育プログラム'Places We Live'の小学校総合学習への適用
梅村松秀(ERIC国際理解教育センター)
SDにおける教育の役割と地域の重要性は、その実現が私たち自らによる意思決定と参画にあることの認識が教育を通してなされること、かつ地域における実践にあることが基本的認識にあると思われる。初等・中等学校での具体化に当たっての地域諸団体による協力もこうした認識を前提としてなされることが望まれる。
ERICは板橋区のある小学校6年生の年間学習テーマ「福祉」のうち、10時間プログラム作成協力の機会を得た。6年間の学校生活を通して獲得した知識・経験をもとに、生まれ育った地域との関わりに気づき、より良い地域づくりに積極的に参画することとして表題のテーマを設定。具体的学習プランを米国環境教育プログラムPLTによる‘Places We Live’をもとに@私のお気に入りの場所 Aコミュニティの特徴 Bコミュニティの変化 C緑の空間 D地域計画について調べる E未来のビジョン〜私たちはどんな地域を創りたいか、の6テーマを設定。教員、地域住民、地域諸団体の協力のもと実践をした。学校現場における状況を踏まえて、地域諸団体による具体的プログラム提示の重要性とともに、それをささえる仕組みの確立の重要性を提起する。
国頭村におけるESDの可能性
NPO法人 国頭ツーリズム協会
8年前のKUTAの人材育成講座をきっかけに国頭村における「ワークショップや参加体験型学習法による学びの場」の確保と積み重ねが「民、官、学」のパートナーシップによる地域づくりの波及効果を生んでいる。それは「私たちがやっている、地域担い手育成事業やこれから目指す環境の村宣言へつながる取り組みはESDの枠でとらえると理解しやすく、地域作りの方向軸は間違いでなく確信が持てる」との認識だ。国内外視察研修やJICA留学生セミナー、小中高校大学の授業支援や地域資源調査はNPO法人国頭ツーリズム協会(KUTA)が村から指定管理者として受託管理している国頭村環境教育センター「やんばる学びの森構想」として実現した。村内10団体、役場5課で構成する「やんばる国頭の森を守り活かす連絡協議会」(CCY)が、自然環境や生活環境の保全に責任を持って展開する産業の仕組みづくりは私たちが子や孫の世代に責任を持つ地域資源の持続的な活用に向けた地域づくりであり、また教育的価値を有しているとの考え方で昨年9月発足し「持続可能な(開発=環境保全型産業構造の構築)のための地域づくり」に取り組んでいるが参加団体、関係者、住民の共通理解にはかなりの差異があり、まさに「学びの場」の確保が大切であり課題である。
県域・広域でのESDの進め方
「ESDですすめる−持続可能なつながりをつくろう」
持続可能な開発のための教育の10年さいたま 代表 長岡素彦
03年設立の当団体は、04年にESD-J の埼玉地域ESDミーティングを開催し、その後も「ESDをすすめる」活動を続け、06年からは「ESDですすめる」として県内各地で6回のESDミーティング等と関東圏ESDブロックミーティング開催し、本年度は埼玉県の「NPOと市町村との協働アイデア提案会」でプランを提案し、埼玉県、県教育委員会、和光市、同市教育委員会とともに「協働と学びで拓く未来」を開催し、ESD学校教育研究会と授業デザイン研究会等を4回開催しました。
この実践例をもとにさらに地域で「ESDですすめる」ために必要な支援・仕組み等に関して考えたいと思います。
<内容>
◆多様な人とすすめる−ESDに関するパートナーシップ活動
◆学校ですすめる−「ESD授業デザインプロジェクト」ESD学校教育研究会と
◆県を越えて広域ですすめる−「持続可能な福祉をESDで進めよう!」を
◆ESDフォーラム開催−「ESDをすすめる」から「ESDですすめる」へ
◆ワークショップ開催−「持続可能なつながりをつくろう」「持続可能なまち」
●食から始まる持続可能な未来−「いただきます」プロジェクト
●学校と市民のESD地域・学校教育連携フォーラム
●体験活動・体験教育ESDコンソーシアム
とよたESD分野連携ワークショップ
分野を超えて、新・プログラムを作ってみよう!
とよたESDワークショップ実行委員会 小泉達也
(所属:特定非営利活動法人 中部リサイクル運動市民の会)
とよたESD分野連携ワークショップは、ESD−Jによる「ESD分野連携ワークショップ」の2007年度パイロット地域の一つとして、今年1〜2月に開催されました。この開催のため、臨時に組織された実行委員会の呼びかけで参集したメンバーは30名以上。福祉系団体、自然や生活などの環境系の団体、市民活動センターや交流館などの職員、環境や生涯学習にかかわる行政職員、教員、ボーイスカウト・ガールスカウト指導者など、実に多様な顔ぶれとなりました。
このワークショップは3回パッケージとして構成されており、今回はとよた流に若干アレンジされ、隔週月曜日の夜に3時間ずつ行われました。異分野の活動者どうしがお互いの活動を知り、各自が持つESDの種を探し出し、10年後の豊田市がどうあって欲しいかというビジョンを描いた上で、知恵や資源を持ち寄って具体的な協働プログラムをつくるという内容でした。
今回の事例発表では実際のワークショップの様子や成果、一参加者として「とよたESD」にかかわった発表者が自ら体験し感じたこと、実行委員へのヒアリングから感じたこと、参加者のアンケート結果等を中心に発表します。
ESDと文化の繋がり
(財)ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)
ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)は、ユネスコの基本方針に沿って、アジア太平洋諸国の文化の振興と相互理解に寄与するため設立された財団法人です。文化の多様性を守るための取組み、識字及びノンフォーマル教育の分野における事業を実施してきました。
ACCUは、アジア太平洋地域のコミュニティーレベルでの、特に社会経済的に恵まれない人たちを重点とする活動を支援しつつ、そこに育ち根づいているさまざまな知恵や実践と、国際社会において持続可能な未来についての議論をつなぐ役割を果たすことを通じて、ESD推進に貢献します。そのために、情報の共有を基本にしながら、ESDをともに考える教材制作、人材養成、ネットワークの広がりとさまざまなレベルでのアドボカシー活動に取り組みます。
そこで今回は、経済、社会、環境というESDの3つの領域の基底をなす「文化」に焦点を当て、アジア太平洋地域の文脈から、伝承文化が持続可能な社会にもたらす恩恵について、現場からの声を交えつつ、皆さんとともに考える機会を持てればと存じます。
実践から見るESDの課題と今後の展開に向けた考察
廣野 良吉(成蹊大学)
岡山におけるESDの取り組み
岡山ESDプロジェクト(岡山市・岡山ESD推進協議会)/岡山大学ユネスコチェア/
岡山ユネスコ協会・岡山市京山地区ESD推進協議会
◆ 岡山市は、官学民によるESD推進協議会をいち早く立ち上げ、公民館や学校を拠点に市全域でESDの推進に取り組んでいます。岡山市域における多彩で多様なESDの取り組みとそれを支える仕組みを紹介します。
◆ 岡山大学「持続可能な開発のための研究と教育」におけるユネスコチェアは、岡山の地域や海外の大学、国際機関と連携して、持続可能な社会づくりに貢献できる人材育成に向けた取り組みを行っています。地域レベルでは特に社会教育・生涯学習活動を通じた持続可能な社会づくりに取り組む岡山の公民館と協力しています。昨年10月にアジア太平洋地域のコミュニティ学習センターや公民館の担当者と議論したKominkan Summitの開催や、岡山県内市内の公民館や学校と連携してのESDの実施などの岡山大学と地域の取り組みを紹介します。岡山市京山地区は、京山公民館を拠点に、学校教育を担う小・中・高・大学、社会教育を担う公民館、岡山ユネスコ協会などのNGO、さらに、町内会などの地域コミュニティや市民団体や企業が連携し、京山地区ESD推進協議会を立ち上ました。子どもから大人までが一体となった地域全体でのESDの取り組みを紹介します。