ジェンダー
生物的な性の違い(sex)に対して、社会的・文化的に規定されている性差をジェンダーと呼ぶ。ジェンダーという言葉は、性差別につながる社会的につくられた「男らしさ」「女らしさ」に、敏感に気づく視点を私たちに与えてくれる。その重要性は、1995年の北京宣言でも確認された。
性の違いに由来する固定的な観念にとらわれずに、能力や個性を豊かに伸ばす社会の実現にも、ジェンダーに敏感な視点は欠かせない。だが今日では、ジェンダーという用語自体の使用を制限する動きがある。このことがジェンダーについて自由に考え、学ぶことの制限につながることを危惧する声もある。(中村香・野田恵)

