市民によるESD推進宣言

日本におけるESDの10年において、市民社会は大きな役割を果たしてきました。この宣言は、2014年11月に名古屋で開催された「ESDに関するユネスコ世界会議」に向けて、ESD-Jに集う多様なESD実践者および支援者のみなさんとともに作成したものです。私たちが進めたいと思っているESDと、その先に広がる世界を、ぜひご覧ください。

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自然の恵みは地域独自のものであり、私たちに食料やエネルギーをもたらし、産業の基となってきました。そして暮らしを支える仕組みや文化を生み出してきました。
そんな地域で長年育まれてきた知恵に学び、今を見直し、未来を描きつくっていくのが、私たちの取り組む「持続可能な開発のための教育=ESD」です。

ESDの現場は、日々の暮らしの中にあります。学校が、職場が、コミュニティが、身近で壮大な学びの場であり、そこでは子どもも大人もみんなが学び手であり教え手になります。地域のなかで様々な人たちがかかわり、地域や社会の課題を学びあう。それを解決するための行動を起こしていくことで、一人ひとりの“日々の暮らし”を充実させ楽しくすることにつながっていく。そんな実感を得られる学びが、私たちの取り組むESDです。

ESDは、皆が主体的に生きる力を引き出し、地域の自治力を育みます。小さな自治の積み重ねは、大きな社会をかえていく力へと広がります。世界の貧困や環境破壊、紛争や差別など、とてつもなく大きくて解決できそうにない問題も、みんな私たちの暮らしとつながっている。
だから、私たちがかわれば、地域がかわる。地域がかわれば、世界がかわる。

「ESDの10年」で、学校に、村に、町に、都市に、大小さまざまな変化が生まれています。ESDを冠していないものも含め、課題の解決のために市民がイニシアティブを取り、企業や行政も参加・協力して分野を超えた取り組みが広がりつつあります。そのような持続可能な地域・社会を築いていくための学びあいのネットワークづくり、その動きを大きなものにしていきたい。

私たちは、この一見遠回りで楽観的なESDという社会変革を、多様な人たちと連携しながら、2015年以降も力強く進めていきます。

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