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ESD-J 阿部治代表理事が
平成29年度環境保全功労者表彰を受賞しました

 環境省では、毎年6月の環境月間に合わせて、環境保全、地域環境保全及び地域環境美化に関して、顕著な功績があった者(または団体)に対し、その功績をたたえるため、毎年度、環境大臣による表彰を行っています。
(環境省WEBサイトより http://www.env.go.jp/press/104141.html

 日本におけるESDのパイオニアの一人として30年以上研究・実践されてきた、ESD-Jの代表理事(立教大学社会学部教授)の阿部治氏が平成29年度環境保全功労者表彰を受賞しました。

おめでとうございます!

阿部代表理事

 

阿部代表理事とESD

 1992年に開催された地球サミットで「持続可能な開発」を実現するための行動計画「アジェンダ21」が採択されました。これは環境における国際的取り組みとしての行動計画でしたが、世界の環境の状況は悪化していきました。

 そこで10年後の2002年、地球サミットのフォローアップのための「ヨハネスブルグ・サミット」が開催されることになり、日本ではNGOや市民の声を反映させるためのネットワーク団体「ヨハネスブルグ・サミット提言フォーラム」が立ち上がり、「国連ESDの10年」を提案することになりました。(2001年)

 阿部代表理事は、政府関係者との調整やサミット本番でのワークショップなどに大きく関わり、2002年「国連ESDの10年」が採択されました。政府と市民組織による共同提案としてなされたことは、政府と市民組織がパートナーとして協働していく大きなきっかけとなりました。

 このような経緯を経て、「国連ESDの10年」共同提案の当事者としてESD-Jを設立し、政府のカウンターパートとして活動を開始、現在までESD-J代表理事を務め、2016年からは環境省と文部科学省が設置しESD-JがACCUと共に運営するESD活動支援センターセンター長も兼任しています。また、立教大学ESD研究所の創設者であり所長も務めています。

 今回の受賞は「長年にわたり環境教育/ESDの普及啓発活動に取組み、特に日中韓環境教育協力、国連ESDの10年、国内外の学会の運営・ネットワークの構築などを主導し、日本の環境教育の国際化に尽力した」という功績によるものです。なお、阿部代表理事は日中韓の環境協力への貢献から、2013年から毎年各国1名に贈られている日中韓環境協力賞(TEMM Environmental Award)を2015年に受賞されています。

6月14日にグランドアーク半蔵門にて表彰式が行われました。

環境保全授賞式

長年のご功績を称え、栄えある受賞を心からお祝い申し上げます。

より一層のご活躍をお祈りいたします。

 

(ESD-J事務局)

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ESD-J 車座トーク『ESDをどう前進させるか』
参加受付け中です

車座トーク チラシはこちら ⇒ kurumaza_ver.1

『ESDをどう前進させるか

日時:2017625日(日)

 15:00-17:00  ESD車座トーク (参加費:無料)
 ■17:15-19:00  懇親会 (参加費:3,000円)

会場: 日能研ビル6F (東京都荒川区西日暮里:地図

ESDの10年終了後、その成果指針としてグローバル・アクション・プログラム(GAP)が示され3年が経過しようとしています。国連では、昨年SDGsが採択され、2030年までに達成する地球市民の持続可能な未来のための17の課題が示されました。まさにESDの具体的なイメージが提起されました。

また、日本では文部科学省から新しい学習指導要領の原案が示されその前文に「持続可能な社会の創り手となることができるようにする」と書き込まれESDの目指す教育が学習指導要領の改訂に強く関わっていることが示されました。

これからは、学校現場でこの内容をどのように具現化していくのか、学校教育に関わっているNPO等がどのようにそれをサポートしていくのかが問われています。

そこで、「オタワ会議」の報告を聞いてGAPに向けての世界の動きを知ると共に、新学習指導要領改訂の意図やその具現化のために何をなすべきかを学び、今後の取り組みの参考にしたいと思います。

    • トークテーマ & ゲスト

    【第Ⅰ部】 『オタワの報告』 報告+討論
         オタワ会議*で報告された日本のESDの特徴について報告していただきます。
              報告者: 文部科学省 国際統括官補佐 鈴木規子さん

    【第Ⅱ部】 『新学習指導要領とESD』 報告+討論
         新学習指導要領の特徴と新学習指導要領とESDとの関係について
         報告していただきます
              報告者: 文部科学省 初等中等教育局 教育課程課 
                     教育調査官 渋谷一典さん

  • オタワ会議*
  •  平成29年3月にUNESCO Week for Peace and Sustainable Developmentの一環としてカナダのオタワで開催された「GAPレビューフォーラム」のことであり、その目的は次のとおりであった。
  •  1)2014年のESDに関するユネスコ世界会議以降のGAPの進捗の振り返り
  •  2)今後のGAPに向けての更なる行動の特定と企画
  •  3)ESDの新たな論点とイノベーションについての議論
  • 我が国の対応として、有権者及び文部科学省/日本ユネスコ国内委員会で代表者を構成し、文部科学省、環境省で作成した「ESD実施状況に関するフォローアップ結果から見えるESDの傾向」を参照しつつ対応した。
  •  
    • 参加申し込み方法

    〇WEBから・・・下記URLにアクセスし、フォームにご記入
      URL: https://goo.gl/ZktJtt

    〇メールで・・・件名を「ESD車座トーク申し込み」とし下記アドレスまで
      メールアドレスjimukyoku@esd-j.org

     

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ワカモノ目線でESDを切り取り、レポート
ESD活動支援センター「#ESDワカモノ」

 ESD-JがACCUと共に運営を担っている「ESD活動支援センター」は、2016年4月22日、東京都渋谷区にオープンしました。ウェブサイトには「#(ハッシュタグ)ESDワカモノ」という、ユースによるESD発信のコンテンツがあります。

2016年度社会人ユースESDレポーターのみなさん

 写真は2016年秋に、公募により全国から選出された9名の社会人ユースESDレポーターです。「#ESDワカモノ」というネーミングも彼らのアイデア。ESDをキーワードに若者世代がもっとつながっていけるように、という思いが込められています。

 Webには2016年11月に開催した「ESD推進ネットワーク全国フォーラム2016」や、学校で、職場で、地域で、さまざまに展開されているESD、そしてESDとは呼ばれていないESD的な学びの場が、ワカモノ目線でレポートされています。

「ESDは幸せになるための土台」より

「ごみは無関心が形になったもの。イベントで関心をつなぐ」より

 農業、3R*、フェアトレード、地域学習、平和学習、こども図書館など、様々な分野の魅力的なESDを、ぜひご覧ください。

「#ESDワカモノ」についてはこちら

3Rとは:大量廃棄社会から循環型社会への転換が求められる中で、ごみの減量やリサイクルの促進へ向けて定式化された行動目標を表す標語。発生抑制(reduce、買う量や使う量を減らすこと)、再使用(reuse、使えるものは繰り返し使うこと)、再生利用(recycle、再び資源として生かすこと)の英語の頭文字に由来する。(出典:知恵蔵より抜粋)

<2016年度社会人ユースESDレポーターのみなさん>

齊藤 美悠さん(一般財団法人 北海道国際交流センター)
腰塚 安菜さん(オーガニックライフスタイリスト)
内藤 圭祐さん(名古屋国際中学校・高等学校)
野村 佳世さん(Go4BioDiv)
大橋 寛実さん(公益社団法人 大阪自然環境保全協会)
井上 紘貴さん(岡山市京山地区ESD推進協議会)
江國 友哉さん(岡山市立桑田中学校)
尾崎 昭仁さん(高知市市民活動サポートセンター)
與儀 滝太さん(沖縄県立糸満青少年の家)

 

(村上千里)

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ESD活動支援センターについての記事が、
教育新聞に掲載されました

 2017年4月27日付の教育新聞に、ESD活動支援センターについての記事が掲載されました。

 記事の通り、センターは「文科、環境両省の提案で開設」ですが、両省に全国センターの設置を働きかけ具体的な運営アイディアを提供しているのは、請負団体のESD-Jです。そして、私たちESD-Jがセンター事業を通して実現したい「ESD推進ネットワーク」の構築には、全国のESD-J会員や実践者がESDの10年で積み上げた実践や、地域の声なくしてはあり得ません。
今後も皆で全国センター、地方センターを盛り上げていきましょう!
これからの各センターに魂を入れるのは、まさに私たちです。

 教育新聞は、教育に関する専門誌です。
学校及び教師、各機関の教育関係者や国会・地方議員など、日本全国の教育関係者が読者層となっています。

 以下、記事の内容をご紹介します。
(※ 以下の記事は、教育新聞様から掲載許可を受けています。)


  ESDを支える仕組みづくり ネットワークの構築を目指す
              本格稼働・ESD活動支援センター


 わが国のESD推進体制を構築することを目指して、昨年4月に文科、環境両省の提案で開設されたESD活動支援センター。
その設立趣旨と今年度の活動方針について、同センターから報告してもらった。

 

 国連ESDの10年の間、ESD(持続可能な開発のための教育)は全国各地の学校で、あるいは社会教育施設、NGO/NPO、企業など、多くの組織・団体や人々によって推進されてきた。

 ESDの推進拠点として位置づけられたユネスコスクールをはじめとする学校でも、平和、環境、エネルギー、生物多様性、人権、防災、福祉、文化遺産、地域学習などを入り口としてさまざまに実践され、成果を上げてきた。

 そのような学校における実践は「ESD推進のためのユネスコスクール宣言(ユネスコスクール岡山宣言)」(2014年、ユネスコスクール世界大会・第6回ユネスコスクール全国大会)の、次の表現に凝縮されている。
「ESDのビジョンに導かれた教師の意識に変容が生まれました。知識を伝達するばかりではなく、子供とともに学びながら、子供中心の学びをデザインし、コーディネートする教師の姿勢は子供たちを変え、子供たちが変われば学校が、学校が変われば地域が変わるという実例が見られるようになりました」

 一方で、課題も明らかになった。
取り組みが一部の学校に限られている、優れた実践事例の共有が十分でないなどが挙げられる。社会全体をみても、持続可能な社会を構築していくために、一人ひとりの考え方や行動が変容の学びとして、ESDが十分に認識されていない状況がある。

 そこで、文科省と環境省は、持続可能な社会の実現に向け、ESDに関わるさまざまな主体が、分野横断的に協働・連携してESDを広め、深めるのを目的とする「ESD推進ネットワーク」の構築を提案した。そしてESD国内実施計画に「ESD活動支援センター(全国・地方)の整備と、地域の実態を踏まえた効果的な運用をはかっていくこと」が政策的支援策として、また地域コミュニティにおける取り組みとして記載された。

 ESD推進ネットワークの地域におけるESD活動の窓口となる「地域ESD活動推進拠点(地域ESD活動推進拠点)」、広域的なハブ機能を果たすため都道府県を超えた広域ブロックにおけるESD活動の支援や地域ESD拠点と連携した活動等を行う「地方ESD活動支援センター(地方センター)」、ESD推進ネットワークの全国的なハブ機能を果たす「ESD活動支援センター(全国センター)」が、ESD推進ネットワークの主たる構成者となり、連携・協力してESDを推進していく構想である。

 まず、全国センターが、昨年4月22日に東京都渋谷区に、ESD関係省庁により、官民協働のプラットフォームとして開設された。全国センターでは相談対応を行うほか、ウェブサイトなどを通じて情報の発信を行い、ESD推進ネットワーク全国フォーラムを開催してきた。

 またESD推進ネットワークの形成を、現場レベルでの業務に落とし込むための考え方の整理やルールづくりをして、ネットワークの基盤整備に進めてきた。

 次の段階として、平成29年7月をめどに、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松、熊本に、それぞれ地方センターが開設される。また地域ESD拠点の形成が開始され、平成29年度はESD推進ネットワークがいよいよ稼働する段階となる。

持続可能な社会形成の学びは、持続可能な開発目標(SDGs)達成のための学びでもある。

 ユネスコスクールやユネスコスクールのネットワーク、ESDコンソーシアムなど、これまでのESDの先駆者である組織団体が、地域ESD拠点として、あるいはそのほかの立場で、ネットワークの構築に関わることで、さまざまな実践者の学び合いが進み、それぞれの活動がより活発に、より深まり、より広がることが期待されている。

(2017年4月27日付 教育新聞より)

発行所:株式会社 教育新聞社
URL:  https://www.kyobun.co.jp/

新聞掲載記事のPDFはこちら

 

 

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『サステイナブル』が通じない 
NPO法人 エコツーリズムセンター 森 高一さんの言葉

 元理事の森高一です。
日能研ビル内、隣の日本エコツーリズムセンターの共同代表をしています。

NPO法人 エコツーリズムセンター 森 高一さん

 ESD-Jの理事をしていた頃にも痛感しましたが、自分も含めESDの「S」つまり「サステイナブル」が社会でなかなか通じないなと感じてます。
ならば日本語でとなると「持続可能な」をはじめ、なかなかどれもピンと来るものがない。

 エコセンが秋田で開催した「サステイナブルツーリズム国際認証」のフォーラムでは、
「100年先を見据えた観光地域づくり」という副題をつけました。
 それも長いし、いま一つ。

サステイナブルツーリズム報告書

 ならばと考えをめぐらし、ふと気づいたのが日本の国歌「君が代」です。
「君」が特定のどなたかをいうのでなく、これから先も含めた「すべての人」と解釈すると、「千代に八千代に」「苔のむすまで」続く世の中をみんなでとなるのでは。

 日本は国歌にそんなフレーズを入れるくらい、持続可能な世の中を希求していたなんて。
横文字に惑わされず誤解を恐れず、わずか三十一文字の歌に改めて感銘を受けた次第です。

(森 高一)

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ESD-J 2017年度 第1回理事会 が開催されました

5月14日(日)、ESD-J 2017年度の第1回理事会が開催され、下記の事項について
報告・協議を行いました。出席者は、理事、監事、事務局合わせて17名でした。

  【報告事項】
   (1)2016年度事業報告
   (2)組織運営に関する報告

  【協議事項】
   (1)2017年度 通常総会
   (2)総会後の勉強会企画について
   (3)2017年度以降のESD-Jの中長期戦略

 場所は、日能研ビル2階に新しく完成した「木の香りのする会議室」
机や椅子だけでなく、床、壁も無垢材で出来た素敵な空間。
全国から続々到着する理事の方々からも「木のとっても良い香りがするわね」との声。

木の香りのする会議室

  今年度のメイン事業であるESD活動支援センターが全国8ブロックに「地方センター」を立ち上げる案件については、センターとESD-Jとの関係を明確に、且つ分かりやすく伝えられるパンフレットの作成や、情報発信、ネットワーク形成の重要性について熱い意見交換がありました。
 また、センターは、全国の会員を始め地域担当の理事みんなで支えてはじめて機能するものであり、ESD-JはACCUと共にセンターを支え運営する母体であるということを再認識しました。

理事会の様子

他にも
・地方の人が活動しやすくなりESDの内容も充実していくことが大切
・市民社会をどう作っていくか?という課題解決のひとつとして
 ESDを学校教育に取り入れることが必要
・これからの社会づくりの中心である「若者」が育つ事業をつくろう

 そのために私たちESD-Jが出来ること、しなければならないことを事業として具現化しよう

などなど、活発な意見が飛び交いました。

理事会終了後は、みんなで記念撮影。キラキラした笑顔が溢れていました。

集合写真 撮影は、岡山県で活躍中の池田満之副代表理事です

事務局では、今後も全国の生き生きした情報をどんどん発信していく予定です。
「これをぜひ発信したい!」というみなさんからの旬な情報をお待ちしています。
お気軽に事務局までご連絡下さい。

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