第四回環境教育国際会議でアーメダバード宣言が採択されました
インド、グジャラート州アーメダバード市で、11月24日−28日の日程で開催されていた、第四回環境教育国際会議で、「アーメダバード宣言」が採択されました。
30年前、グルジア共和国のトリビシで開催されて以来、モスクワ(1987年)、ギリシャのテサロニキ(1997年)と10年ごとに開催されてきた、環境教育国際会議(ICEE)の第四回目会議のメインテーマはESDで、「持続可能な開発のための教育の10年(DESD)」の主導国連機関であるユネスコを始め、世界各国のESDの研究者、政府関係者、NGOの活動家など、78カ国から1200人が集いました。
最終日は閉会前に採択される「アーメダバード宣言」がどのような内容になるのか注目が集まりました。会議の事前に用意された案は12回の書き直しを経て、ユネスコ事務局長の松浦晃一郎さんによる閉会挨拶の前に採択されました。
アーメダバード宣言文は、「わたしたちのビジョンは、わたしたちの活動や生活様式が、地球上の生きとし生けるものの安寧に貢献する世界である。教育を通して、生態的な保全、経済と社会的公正、持続可能な生業やすべての生き物への尊重を支えるライフスタイルが実現され得ると信じている。教育を通して、争いを未然に防ぎ解決でき、文化的な多様性を尊重し、お互いを思いやりあう社会を構築し、平和に生活することができる。」という文章から始まります。
現在の持続可能でない課題の多くの解決に向けた社会変革が重要であるとし、この変革の根幹をなすのが教育であるということ、環境教育はESDを支援し、擁護していくという環境教育のスタンスについても明記されています。ESDの役割については、「ESDは、(知識)伝達のメカニズムとしての教育から、生涯にわたる、ホリスティックで包括的なプロセスとしての教育へと視点をシフトさせていくことを促していくものである」と書かれています。
宣言文は、「わたしたちは、謙虚さ、寛容さ、誠実さ、そして強い博愛主義をもって持続可能性の原則を追求していく仲間として、すべての人びとが加わってくれるよう働きかけていきます。希望、熱意、行動の精神を持って、ここアーメダバードから前進をしてきます」と締めくくられています。
アーメダバード宣言全文(英語)は、CEEウェブサイトからダウンロードできます。(宣言文の編集・印刷・コピーができない設定になっています。なお、本報告中にあるアーメダバード宣言文に関する訳はすべて、ESD-J事務局による仮訳であることをご了承下さい。)

